2024年04月30日
(お話はこちら)
なぜ座りっぱなしで腰痛が起こるのか?
大型連休の移動で腰痛。事前の対策で簡単にできること
移動中の腰痛対策。移動中にできるストレッチ
まとめ
皆さまこんにちは、兵庫県姫路市にある、つぼき鍼灸整骨院 坪木心吾です。
いよいよ、大型連休が始まりましたね。すでに、航空券や新幹線などは満席になっていることが多いそうです。
京都や沖縄など、国内の人気観光地では多くの観光客が押し寄せているとのこと。
なぜ今回このようなブログを投稿させていただいたかと言いますと、来院された患者様からご相談をいただいたからです。
「先日、夫婦でツアーによる旅行で長時間バス移動をしたので、腰が痛くなった」とのことでした。
長時間の移動や慣れない環境、座りっぱなしなどで腰痛を感じることもあるかもしれませんね。
私自身、学生時代に長距離バスや青春18きっぷで電車に乗ることが多かったのですが、座りすぎによる腰痛に悩まされました。
なるべく腰痛を起こさずに旅行を楽しみたいですよね。
大丈夫ですよ。私と一緒に解消しましょう!
なぜ座りっぱなしで腰痛が起こるのか?
大型連休になると、車やバス、新幹線などの交通機関を利用して長距離移動をする方も多いかと思いますが、その際に腰痛が起こることがありますね。なぜ座りっぱなしの状態で腰痛が起こるのでしょうか?
座りっぱなしの状態で腰痛が起こる主な理由の一つは、筋肉への血の巡りが悪くなることです。長時間同じ姿勢で座っていると、腰や背中の筋肉への血の巡りが悪くなり、筋肉が凝り固まってしまいます。また、椅子やシートの硬さや形状が適切でない場合、腰に負担がかかりやすくなります。
例えば、幼稚園や小学校などで使用した粘土を思い出してください。
座りっぱなしで腰痛が起こるのは、まるで粘土が硬くなるようなものです。
粘土は最初は柔らかく、形を自在に変えることができますよね?でも、時間が経つと粘土が徐々に硬くなり、形を変えるのが難しくなります。同じように、長時間同じ姿勢で座っていると、腰や背中の筋肉も同じように硬くなってしまい、腰痛が起こりやすくなるんです。
また、椅子やシートの硬さや形状、高さや角度が適切でないと、まるで粘土を置く台が不安定な場所にあるようなものです。不安定な台に置かれた粘土は形を保ちにくく、崩れやすくなりますよね?同じように、硬い椅子や形の悪いシートだと、腰に適切なサポートがなく、腰痛が起こりやすくなります。
つまり、座りっぱなしの状態で腰痛が起こるのは、柔らかいはずの筋肉が粘土のように硬くなり、不安定な台に置かれた粘土のように腰に負担がかかることが原因なんです。
さらに、姿勢が悪い状態が続くと、腰椎や股関節、太ももにまで負担がかかり、腰痛や、足のしびれなどの原因となります。座ったままの姿勢を維持するために、腰椎の周りの筋肉や靭帯が過度に緊張し、炎症を引き起こすこともあります。
しかし、これらの腰痛は事前に対策しておくことと防ぐことができます。
大型連休の移動での腰痛。事前の対策で簡単にできること
腰痛を予防するためには、移動中に以下のような対策を取ることが重要です。
これらのことを意識しておくだけで、筋肉をほぐし、血行を促進することができます。
十分な水分をとっておく
水分は体内の組織や細胞を潤し、柔軟性を保つのに役立ちます。また、水分を十分に摂取することで、血液が滞りなく循環し、体の各部位に栄養や酸素を運び、老廃物を排出することができます。
だからこそ、長時間移動中は水分補給をしっかりと行うことが大切なのです。水分補給をすることで体のバランスが保たれ、腰痛を予防することができます。身体が乾燥して硬くなるのを防ぐためにも、水分をこまめに摂るようにしましょう。
適切な座り方を心がける
- 背もたれを使う: 背もたれに体重を預け、背中をしっかり支えることで、姿勢を保つことができます。
- 腰にクッションを敷く: 腰にクッションや軟らかい枕を敷くことで、腰への負担を軽減します。
- 姿勢を意識する: 背筋を伸ばし、腰を丸めないように意識して座ることが大切です。腰に負担がかからないように、姿勢を保ちましょう。
荷物の運搬に注意する
- 荷物の重量を軽減する: 必要なものだけを持ち歩き、できるだけ荷物を軽くすることが重要です。
- 両手で持つ: 荷物を持ち運ぶ際には、両手で持つことで、負担を分散させます。
- 荷物を持ち上げる際の姿勢に注意する: 荷物を持ち上げる際には、腰をしっかりと安定させ、、腰を落とし、膝を曲げてから力を入れるようにしましょう。腰に負担がかかりにくい姿勢で行うことが大切です。
移動中の腰痛対策。移動中にできるストレッチ
ここでは車やバス、新幹線などの移動中に簡単にできる、腰痛を予防するストレッチについてご紹介しますね。
どれも座った状態で簡単に行うことができます。
・膝裏さすり
移動中、座っているとき手ひらで膝裏をさすってみましょう。
膝裏には血管やリンパが流れていますが、座りっぱなしだと溜まりやすくなり流れが悪くなります。
30分に1回、往復20回ずつでOK!
・お腹の体操
座った状態から、お腹を引っ込める→突き出すを繰り返しましょう。
30分に1回、往復20回ずつでOK!
・お尻のストレッチ
股関節、腰を柔らかくして血の巡りを良くします。
足をもう片方の足に乗せて、背筋を伸ばして前に倒します。
股関節の外側がピンと伸びるのを感じられたらOKです。
左右20秒間ずつ行なってください。
大型連休の移動中に腰痛が起こることはよくあることですが、適切な対策を取ることで予防することができます。皆さんも、移動中には姿勢や体の動きに注意して、快適な旅を楽しんでくださいね。
まとめ
今回は大型連休に長時間の移動による腰痛の解消ポイントについて解説しました。
事前の対策やストレッチで腰痛を防ぐことができるとのことでした。
さらに、座ったまま行えるストレッチなどもご紹介しましたね。
それでもまだ腰痛の症状で調子が良くならないという方は、当院に一度ご相談いただければ適切なアドバイスをさせて頂きます。
少しでもみなさまの生活が快適に過ごせるようなヒントをお伝えできればと考えています。あなたももしお悩みがあればこちらにご相談くださいませ。
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【監修:坪木心吾/鍼灸師 柔道整復師】