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感音性難聴の男子高校生。右耳の難聴を改善できた理由とセルフケアについて

2024年07月09日

難聴

 

こんにちは、兵庫県姫路市でつぼき鍼灸整骨院を開業しています、坪木心吾です。

 

 

 

この度は「右耳が聞こえにくい」「耳鼻科で感音性難聴と診断された」「頭痛や背中の痛みがある」「特に高音域が聞こえにくい」などの症状に悩んでいた男子高校生が来院なさいました。

 

 

連れてこられたお母様は将来を心配して「なんとか将来に支障がないようにしてあげたい」との思いをお持ちでした。

 

 

 

 

男子高校生は施術とともに日常生活のあることに取り組まれて、難聴を軽減されました。現在、高校生活をエンジョイしながら就職活動に取り組んでいます。

 

一体どんなことに取り組んだのか?詳しくブログにまとめました。

もし、感音性難聴でお悩みでしたらこの度のブログがお役に立てると考えています。

ぜひ最後までお読みください。

 

 

(目次)

男子高校生が難聴でお悩みだった原因は姿勢が関係していた

男子高校生の難聴を解消するポイントとは

男子高校生の難聴を軽減できたセルフケア3つご紹介

まとめ

 

 

 

男子高校生が難聴でお悩みだった原因は姿勢が関係していた

 

 


 

 

男子高校生が診断を受けた感音性難聴(かんおんせいなんちょう)とは、『音を聞き取るための神経や内耳の働きに問題があるために、音がうまく聞こえなくなる状態のこと』です。

 

 

音は、耳の外側から入って、中耳を通り、内耳にある「蝸牛(かぎゅう)」という部分に届きます。そこで音が電気信号に変わり、脳に送られて「音」として感じることができます。

 

例えば、ラジオを聴いていると、電波の状態が悪くて音がガサガサしたり、音楽や話がはっきり聞こえなかったりすることがありますよね。

 

 

 

 

感音性難聴は、内耳や聴神経が電波の状態が悪いラジオのように、音をうまく脳に届けられない状態です。

 

内耳や蝸牛、聴神経(音の信号を脳に伝える神経)に問題があると、感音性難聴が起こります。

 

例えば、大きな音を長時間聞き続けると内耳がダメージを受けることがあります。

 

また、加齢(年をとること)や、ウイルス感染、遺伝(生まれつきの要因)なども原因になることがあります。

 

男子高校生のお身体を詳しく検査すると、背中は猫背で、首の後ろの骨がボコボコと出っぱっていました。

 

そして首を左右に回してみるとギーギーと音が鳴るとのこと。下を向くことが多く首が変形していました。

 

同伴されたお母様に「下を向き続ける動作ってあります?」と聞くと、スマホを使っている姿勢だと教えてくださいました。

 

 

 

家で過ごす時はほとんどスマホと一緒だそうです。現代に必須のツールが体に負担をかけることもあるんですね。

 

長時間スマホを使うと、首を前に傾ける姿勢が続きます。この姿勢を続けると、首や背中に大きな負担がかかります。

 

首の骨が前に突き出すように変形し、その結果、血流が悪くなり、内耳や聴神経に必要な酸素や栄養が十分に供給されなくなります。

 

まるで、曲がったホースで水を撒こうとしても水がうまく出ないようなものです。

 

さらに、スマホの使い過ぎによる目の疲れやストレスも影響しています。目と耳は脳で密接に連携しており、

 

目の疲れが耳の機能にも悪影響を及ぼすことがあります。

 

長時間のスマホ使用は、目の疲れだけでなく、脳全体に負担をかけ、聴覚にも影響を与えます。

 

 

 

 

男子高校生の難聴を解消するポイントとは

 

 


 

 

 

では、難聴を解消するためにはどうすれば良いのでしょうか?ポイントは3つあります。

 

 

  1. スマホの使用時間を減らすこと

  2. 姿勢を改善すること

  3. 血行を良くすること

 

まず、スマホの使用時間を減らすことが重要です。スマホを長時間使い続けることで首や背中に負担がかかり、

 

難聴が悪化する可能性があります。

 

スマホの使用時間を制限し、目と耳を休ませる時間を増やしましょう。

 

次に、姿勢を改善することです。正しい姿勢を保つことで、首や背中にかかる負担を減らし、血行を良くすることができます。

 

例えば、スマホを使うときは目の高さに持ち上げ、首を前に傾けないように意識することが大切です。

 

最後に、血の流れを良くすることです。血の流れが良くなることで、内耳や聴神経に十分な酸素や栄養が行き渡り、難聴の改善につながります。

 

軽い運動やマッサージを取り入れて、体全体の血の流れを良くしましょう。

 

 

 

 

男子高校生の難聴を軽減できたセルフケア3つご紹介

 

 


 

 

ここでは、難聴を解消するための具体的なセルフケアを3つご紹介します。

 

 

首のストレッチ

 

首のストレッチは、首や肩の筋肉をほぐし、血行を良くするのに効果的です。以下の方法を試してみましょう。

 

 

 

1.片手を頭に乗せ、首を傾ける。まずは手の重みで動く範囲で。

2.頭を横に倒して耳の付け根から肩まで側面の筋肉を伸ばす

3.下ろした腕を体から離すように横に伸ばすとさらに伸びる

4.顎を引くように頭を前に倒す。

5.横に伸ばした腕を無理のない範囲で後ろに引く(首の後ろから背中の方まで伸びる)

これを20秒保ちます。

 

 

 

 

背中のストレッチ

 

 

背中のストレッチも、首や背中の筋肉をほぐし、姿勢を改善するのに役立ちます。

 

 

1.椅子に座った状態で両手を組みます。

2.組んだ両手を前に突き出しながら顔は下に向けます

3.背中は後ろに丸めるイメージで。

4.背中が伸ばされます。これを20秒保ちます。

 

 

 

 

 

耳のマッサージ

 

耳の周りを優しくマッサージすることで、血行を促進し、耳鳴りや難聴の改善に効果があります。

 

 

 

 

  1. 耳たぶを軽く引っ張ります。前後、左右、上下に引っ張り、耳周りの血行を良くします。
  2. 耳全体を手で覆い、軽く押さえた後、ゆっくりと手を離します。これを数回繰り返します。
  3. 耳の後ろや周りを指で軽く揉むようにマッサージします。

 

 

 

 

まとめ

 

 


 

 

感音性難聴に悩む男子高校生にとって、スマホの使用時間を減らし、正しい姿勢を保ち、血行を良くすることが重要です。

 

これらのポイントを意識し、セルフケアを行うことで、難聴の改善と快適な生活を取り戻すことができます。

 

今日ご紹介した方法を試してみて、ぜひ難聴から解放され、集中できる日々を取り戻しましょう。

 

もしも改善が見られない場合や、さらに詳しいアドバイスが必要な場合は、お気軽にご相談ください。

 

皆さんの健康と快適な生活をサポートするために、これからも全力でお手伝いさせていただきます。

 

 

(監修:鍼灸師・柔道整復師/ つぼき鍼灸整骨院 坪木心吾 )

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