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顎関節症 口を大きく開けたら痛む。マウスピースと併用して行いたいセルフケア

2024年06月15日

顎関節症

 

「口を大きく開けたら顎が痛い」「ご飯が食べにくい」「肩こりがあると顎が痛くなる」など顎関節症の症状でお悩みはありませんか?

 

今回のブログをご覧になることで顎関節症の辛い症状を解消することができます。

 

お悩みの方の参考になりましたら幸いです

 

こんにちは。兵庫県姫路市にある、つぼき鍼灸整骨院 坪木です。

 

 

 

来院された男性は医療機関で”顎関節症”の診断を受けてマウスピースを処方されていました。「口を大きく開けたら顎が痛い」「ご飯が食べにくい」という症状でお困りの様子でした。

 

日常的に肩こりもあるとのこと。

 

症状を詳しく見させてもらうと左肩が前に出ており、右肩より左肩が下がっており、お体の明らかな歪みがありました。

 

普段から知らず知らずの間に左半身に負担をかけてしまっている様子でした。

 

口を開閉してもらうと男性の正面からみてみるとひらがなの”くの字”に歪みながら動いていました。

 

顎関節症とは有名なアーティストが診断を受けて休養されたニュースがありましたので馴染みがある方もおられるかもしれませんね。

 

ここでは顎関節症について簡単にご説明しますね。

 

 

 

顎関節症が起こる理由

 

 


 

 

顎関節症(がくかんせつしょう)は、顎の関節や筋肉に痛みや違和感が生じることで、口を開け閉めする時に痛みや不快感を引き起こす症状のことです。具体的には、食べ物を噛む時や大きな声で話す時などに顎が痛くなることが多いです。では、なぜこのような症状が起こるのでしょうか?

 

 

顎関節症の原因はさまざまですが、大きく分けると次のような理由が考えられます。

 

ストレス

 日常生活で感じるストレスが、知らず知らずのうちに顎の筋肉に緊張を引き起こし、結果として顎関節症を引き起こすことがあります。例えば、試験前に緊張して歯を食いしばることがありますが、これが続くと顎に負担がかかります。

 

姿勢の悪さ

 

 姿勢が悪いと、首や肩、背中にかかる負担が増え、それが顎にも影響を及ぼします。例えば、長時間スマートフォンを使っていると、前かがみの姿勢になりやすく、これが顎関節に悪影響を及ぼします。

 

歯ぎしりや食いしばり

 夜間の歯ぎしりや日中の食いしばりは、顎の関節や筋肉に過度な負担をかけ、顎関節症を引き起こす原因となります。これらの行動は、無意識のうちに行われることが多いため、自分では気づきにくいのが多いです。

 

外傷

 顎に強い衝撃を受けると、顎の関節や筋肉が損傷し、顎関節症を引き起こすことがあります。例えば、スポーツ中に顔にボールが当たるなどの事故が原因です。

 

 

 

顎関節症簡単チェック法と解消ポイント

 

 


 

顎関節症は、自分で簡単にチェックすることができます。以下の方法で、顎の状態を確認してみましょう。

 

 

口を開けるテスト

 鏡の前でゆっくりと口を開け閉めしてみましょう。この時、顎がまっすぐに動いているか、左右にずれていないかを確認します。顎が「くの字」に動いている場合は、顎関節症の可能性があります。

 

指を入れるテスト

 口を開けて、人差し指と中指を縦に重ねて口の中に入れてみます。これが無理なく入れば問題ありませんが、痛みや違和感を感じる場合は、顎関節症の兆候です。

 

顎の音をチェック

 口を開け閉めする時に、カクカクと音がするか確認します。この音が頻繁に聞こえる場合は、顎関節に問題がある可能性があります。

 

これらのチェック方法で顎関節症の兆候が見られた場合、以下のポイントに注意して解消を試みましょう。

 

 

 

マウスピースの役割について

 

 


 

 

医療機関で顎関節症と診断されるとマウスピースが処方されることがあります。マウスピースを着用することで期待できる効果についてご紹介しますね。

 

 

歯ぎしり軽減

 

寝ている間の歯ぎしり(ブラキシズム)を軽減します。歯ぎしりは顎関節にストレスをかけ、痛みを引き起こすことがあるため、これを防ぐことで症状が緩和されます。

 

顎関節の圧力軽減

 

顎関節にかかる圧力を分散させることで、関節への負担を減らします。これにより、痛みや不快感が軽減され、顎の機能が改善されます。

 

 

筋肉の活動の軽減

 

顎周りの筋肉の活動を調整し、筋肉の緊張を和らげる効果があります。これにより、顎の動きがスムーズになり、痛みが減少します

 

 

噛み合わせの矯正

 

噛み合わせを調整することで、顎や歯が正しい位置に戻り、顎関節症の症状が改善されます。これは、特に咬合の問題が原因で顎関節症が発生している場合に効果的です。

 

 

 

 

マウスピースと併用して行いたい顎関節症の治し方 簡単なストレッチとは

 

 


 

そして、顎関節症では、顎の周りの筋肉が疲労したり硬くなってしまうと、口を開けた時、噛む時に使われる筋肉が痛むことが多くあります。

 

ポイントとなる場所は、

 

 

・顎の上にある側頭筋(そくとうきん)

 

・顎とほっぺたとの間にある咬筋(こうきん)

 

・下顎の角の裏側にある内側翼突筋(ないそくよくとつきん)

 

この3つです。

 

 

(タッピング)

3つの筋肉のうち、側頭筋(そくとうきん)、咬筋(こうきん)は耳の前にあります。

ここを手のひらでタッピング(軽く叩く)してあげましょう。

血の流れをよくして、柔らかくすることで痛みを和らげることができます。

 

 

 

 

 

(指圧)

内側翼突筋(ないそくよくとつきん)は下顎の角の内側にあります。

 

ここは非常にわかりにくいのですが、下顎の角の内側に人差し指と中指を使って触れてみる。コリっと硬く感じるところが内側翼突筋。

 

 

ここに触れながら20秒間、深呼吸をしてみましょう。

 

これだけでこの筋肉が柔らかくなります。

 

 

 

まとめ

 

 


 

 

男性は施術とともに、これらのセルフケアに取り組み、痛みは多少あるものの、口を大きくスムーズに開けられるようになっていて、肩こりも軽減しているとお喜びの様子でした。初診の時に見られた開閉すると”くの字”に動くことはほとんど見られませんでした。

 

このブログが、顎関節症で悩んでいる方々のお役に立てることを願っています。日常生活でのちょっとした工夫とストレッチを取り入れることで、顎関節症の症状を軽減し、快適な生活を送ることができます。しかし、これらのセルフケアを行ってみても改善が見られない場合は、整体治療や鍼灸治療がお役に立てるかもしれません。そのような場合はお気軽にご相談ください。顎関節症でお困りの方々が少しでも楽になれるよう当院では引き続きサポートを行ってまいります。

 

(監修:鍼灸師/柔道整復師 つぼき鍼灸整骨院 坪木心吾)

 

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