2024年06月14日
肩こりで夜何度も目が覚める、スッキリ感がないとお悩みだった女性患者さんが改善した理由
こんにちは。兵庫県姫路市でつぼき鍼灸整骨院を開業しています、坪木心吾です。
この度は「2-3ヶ月前から夜寝るときに首や肩周りがしんどくて…」「寝ても疲れが取れない」
「首が痛くて目が覚める」「一晩で3-4回目が覚めて朝までぐっすり寝られない」
という症状で女性患者さんが来院なさいました。
以前は一日に8時間から10時間くらい眠り、何よりも睡眠を重要視されていたそうです。
こんなふうに悩んでいらっしゃる方は多いかもしれません。「朝までぐっすり寝たい」という切実な想いをお持ちでした。
女性は施術とともに日常生活のあることに取り組まれて、肩こりと睡眠障害を解消されました。
現在、起業家としてお仕事を続けながら、子育て、ランチ、ショッピングなどを楽しまれています。
一体どんなことに取り組んだのか?詳しくブログにまとめました。
もし、肩こりと睡眠障害でお悩みでしたらこの度のブログがお役に立てると考えています。ぜひ最後までお読みください。
女性が肩こりと睡眠障害でお悩みだった理由
女性は姫路市内にお住まいで起業家としてご活躍されています。パソコンなどの事務仕事から営業活動など週末や夜もマルチに業務をこなしていらっしゃいます。
2024年3月頃から、肩こりに加え、首のこりを感じて睡眠にまで影響するようになってきたそうです。
「枕が合わないからかも」と思い、複数の枕を試してみましたがさほど良くならずお悩みの様子でした。
そこで当院主催の肩こり解消講座に参加されそこで聞いたセルフケアなどを試していたとのこと。
ではなぜ肩こりが睡眠に影響を与えるのか、まずはその仕組みを見ていきましょう。
肩こりは、肩周りの筋肉が緊張して硬くなることから始まります。この筋肉の緊張が続くと、血の流れが悪くなり、
肩や首の周りに酸素や栄養や水分が行き渡りにくくなります。その結果、痛みや不快感まで生じます。
肩こりは、錆びた自転車のチェーンのようなものです。最初は少し調子が悪いだけで自転車は走れますが、
徐々にチェーンの動きがぎこちなくなり、最終的には動かなくなったり切れたりします。
肩こりも同じように、最初は少しの違和感だけかもしれませんが、筋肉の緊張が続くことで痛みが増し、
体全体に不快感を与えます。特に夜になるとその痛みが強く感じられ、ぐっすり眠ることができません。
さらに、自律神経も影響しています。自律神経は、私たちの体内のさまざまな機能を自動的に調整しています。
昼間は交感神経が優位になり活動的になりますが、夜になると副交感神経が優位になり、
リラックスすることで体を休めます。しかし、肩こりによって筋肉が緊張し続けると、
交感神経が優位なままになりやすくリラックスできません。
その結果、寝付きにくくなったり夜中に何度も目が覚めたりします。
質の良い睡眠で自律神経を整え、肩こりを解消するためのおすすめ解消ポイント
ここでは、自律神経を整えて、睡眠を改善し、肩こりを解消するポイントについてご紹介します。
どれも簡単ですので、ヒントになれば幸いです。
【方法1】睡眠90分前入浴
就寝90分前に風呂から上がる「寝る90分前入浴」が圧倒的に眠りを深めてくれます。
例えば23時に眠りにつきたい場合、21時半までに風呂から上がると眠るまでが90分となります。
深い睡眠に入るためには深部体温(体の内部の体温)を約1度下げる必要があります。
風呂から上がるとその後徐々に気化熱で皮膚温が低下し続いて深部体温が低下します。
つまり寝る90分前に上がるとちょうど布団に入る頃に深部体温が1度下がった状態になるのです。
この状態が眠りの最高のタイミングです。ストンと深い眠りに入り成長ホルモンがたっぷり出ます。
成長ホルモンは「疲労回復ホルモン」筋肉の疲れをとり、新陳代謝を高め、お肌のハリを良くしてくれます。
【方法2】就寝前後に水分を摂る
人は眠っている間にコップ1杯程度の汗をかいています。夏場はコップ2杯分を超える人もいます。
ですのできちんと水分を摂れば脱水状態を防ぐことができます。
「寝る前」、「起きた直後」にコップ1杯の水を飲む。これだけで快適な睡眠をとることができます。
たったこれだけです!
【方法3】深呼吸
就寝前に深呼吸をしてみましょう。
いろんな方法が推奨されていますがどれも正しいと思っています。
当院おすすめの方法は吸うと吐くを1:2の割合で行うこと。
例えば5秒で吸う、10秒で吐く
吐くことでリラックスする神経が高まり筋肉が緩みやすくなり快適な睡眠につながります。
肩こりによる睡眠障害を解消するためにデスクで取り組める対処法(姿勢・体操など)
女性には施術とともに、以下のことに取り組んでいただきました。とても簡単で誰でも取り組める内容ですので、ぜひ参考にしてただければと思います。
(デスクワークでの姿勢)
まず、正しい姿勢を意識してみましょう。例えば、長時間のパソコン作業やスマホの使用で前かがみになることが多いと肩や首に余計な負担がかかります。
正しい姿勢を意識することで、肩こりの予防、解消につながります。
座ってお腹を前に突き出すイメージを持つと背筋がピンと伸びます。
ついつい前にかがみがちですので気づいた時に直すだけでOKです。
(腕ひねり)
パソコン作業などで手の平が下に向くことが多いと巻き肩(両肩が内側に巻いてしまう)になり
肩こりにつながることが多いです。
そこで腕の皮膚を外に動かしてリセットしましょう。
右腕を行うの場合は左手を使って腕を握ります。
内から外にひねってみましょう。左右交互に10回ずつ。
(肩回し3パターン)
A.耳の後ろから首にかけて指で押しながら、肘を前に10回、後ろに10回回します。
B.胸の上を指で押しながら肘を前に10回、後ろに10回回します
C.肩甲骨周りを指で押しながら肘を前に10回、後ろに10回回します。
たったこれだけで体がすっきりして爽やかな感じがしてきますよ。
肩こりによる睡眠障害を解消された女性患者さまの声
急に肩こりに非常に悩まされるようになって、坪木先生の無料の肩こり解消講座に参加させてそこで非常に坪木先生の情熱やプロフェッショナルさを感じ、
すぐに治療の予約をさせて頂き、1回目の治療ですぐに首から背中にかけての痛みがなくなりました。
首の骨がゆがんで飛び出ていたようで、そこを直してもらいましたが、施術は全く痛くなく、柔らかく触れるだけだったのにとても不思議です。
施術後は自然と背筋がぴーんと伸びて気持ちよく、目線も高くなり帰りの車のバックミラーの高さを調整するほどに!
ゆがみを正す大切さを学びました♪また、次回もよろしくお願いします!
まとめ
肩こりによる睡眠障害は、多くの人が抱える悩みです。しかし、正しい姿勢を保ち、
リラクゼーションを心がけることで、その影響を軽減することができます。
また、簡単なセルフケアを行うことで、肩こりの改善と快適な睡眠を手に入れることができます。
今日ご紹介した方法を試してみて、ぜひ肩こりから解放され、ぐっすりと眠れる夜を取り戻しましょう。
もしも改善が見られない場合や、さらに詳しいアドバイスが必要な場合は、お気軽にご相談ください。
整体治療や鍼灸治療がお役に立てるかもしれません。
皆さんの健康と快適な睡眠をサポートするために、これからも全力でお手伝いさせていただきます。
(監修:鍼灸師・柔道整復師/坪木心吾 つぼき鍼灸整骨院)