2022年12月17日
足がしびれて、力が入らない…歩けない…
こういったお悩みはありませんか?
今回のブログをご覧になることで、足がしびれて、力が入らない、歩けない。辛い症状を解消することができます。
お悩みの方の参考になりましたら幸いです。
皆さんこんにちは。
兵庫県姫路市で鍼灸整骨院を営んでおります、つぼき鍼灸整骨院の坪木です。
このブログを書いたきっかけなんですけども、70歳代の男性患者さんが、
「両足がしびれて力が入らない、歩けない…」と、お悩みの相談がありました。
詳しく聞いてみると、
「膝から足裏にかけてしびれがある。長時間歩く立つことが特に辛い…」とのことでした。
大丈夫ですよ!私と一緒に解消しましょう!
今回のブログでは、足のしびれの原因について解説して、セルフケアまで紹介していきます。
話の内容はこちら
①男性の足がしびれで、力が入らない、感覚がない、歩けない本当の原因とは
②足のしびれでマッサージすると●●だった!
③足のしびれで力が入らない、感覚がない、歩けない場合の治し方。
それでは話を進めますね。
①男性の足がしびれで、力が入らない、感覚がない、歩けない本当の原因とは
70代男性Nさん。「膝から足裏までの両サイドがしびれて、歩きづらい、バランスが悪い」と言うお悩みでした。
当院のお近くにお住まいで、ウォーキング中に私を見かけたのがきっかけで来院されました。
数人前に大手企業を退職し、自宅で穏やかに過ごしておられました。
ちょうど10年前に近くの整形外科で”腰椎椎間板ヘルニア”の手術をしたそうです。
おかげで腰痛は良くなったものの、足のしびれが残って「力が入らない」「感覚がない」症状が残っていたそうです。
先日、九州に住む旧知の友人から連絡があり「こちらに遊びに来ないか」と誘ってもらいました。Nさんも「来春会いに行きたい」そして「この足のしびれを治したい」という思いでした。
毎日、一日一回は自宅周辺をウォーキングされています。
Nさんの歩行の様子を見させて頂くと、筋力が落ちてしまい、小幅でヨチヨチ歩かれていました。
腰椎椎間板ヘルニアの手術を行ない、腰痛の症状は解消したものの、退職後に筋力が低下して、足のしびれが残っている様子でした。
②足のしびれでマッサージすると●●だった!
Nさんは「自分でできることをやって早く治したい」という思いで、自宅で自分自身でふくらはぎをマッサージしていたそうです。
すると翌日、足のふくらはぎに痛みが出たとのこと。
マッサージはかえって症状を悪化させてしまうことがあります。
筋肉をマッサージすると、その一瞬だけは血の流れが良くなりますので「気持ちいい~」と感じます。しかし強いマッサージを行うと、筋肉の線維が切れてしまい、怪我をしている状態になってしまうのです。
怪我をすると痛みが出ます。これが”揉み返し”です。
こういった理由からつぼき鍼灸整骨院ではマッサージを提供しておりませんし、患者様にもおすすめしていません。
では、どのようは方法で足のしびれを解消すればいいでしょう?
次にセルフケアをご紹介しますね。
③足のしびれで力が入らない、感覚がない、歩けない場合の治し方。
Nさんは治療直後から変化を感じ、「すんなり立てるようになった」「しびれ方が違う」と話されました。
・酸素を取り込んで血の流れをよくする。
・姿勢を意識して動かす。
・自律神経を整える。
を目的に行いました。
↓
1.深呼吸
深呼吸をして、たくさん酸素を吸いましょう!酸素は体を動かしたり、エネルギーを作る働きがあります。
呼吸は全身のポンプのような働きをしていて血は全身のすみずみまで酸素を運んでいます。
深呼吸をして、酸素をたくさん取り込むことで、血の流れが良くなります。
例えば、自動車って、ガソリンを酸素と反応させて出るエネルギーを使って動きますよね。
そして、マフラーから排気ガス(二酸化炭素)を出します。
僕たち人間の体も自動車とよく似ていて、食べ物から取り入れた栄養を酸素を使って燃やしてエネルギーにするんだよ。そしてガス(二酸化炭素)を吐き出します。ちょっと恥ずかしいけどゲップ、おならはガスと同じだよ。
僕たち人間は、肺の中にある肺胞というところで酸素と二酸化炭素のガス交換を行っています。
血は肺にやってきた酸素を肺胞という場所で受け取ります。同時に、肺胞は血から二酸化炭素を受け取ります。
こうやってガス交換をやってるんです。
深呼吸をするときに大切なことが、”吸う時より吐く時を2~3倍長くする”ことです。
呼吸は自律神経を整えることに関わっています。
僕たち人間の体は自律神経といって心身のバランスを無意識のうちに整える神経があって、
・交感神経は興奮や緊張に関わります。血管を締めるので血の流れが悪くなり、痛みやしびれの原因になります。
・副交感神経はリラックスや休息に関わります。血管を広げるので血の流れが良くなり、痛みや痺れの解消につながります。
吸う時:交感神経が優位に 吐く時:副交感神経が優位に
なりますので、しっかり長く吐くことを意識することで、体は副交感神経優位になりリラックスし、血の流れがよくなります。
上むきに寝て、両膝を立てて、お腹に手を当て、横隔膜を意識しながら大きく7回程度呼吸してみる。
(こちらのセルフケアは1日2回。朝と晩の1回ずつ行ってください。)
2.ウォーキング(姿勢よく)
Nさんが毎日実践されていることなのですが、うつむき加減で小幅で歩行されていました。
そこで姿勢を良くし、なるべく遠くを見ながら歩行してみましょう!
(1日1回でOK)
3.ゴキブリ体操
以前、冷房で冷えて手足のしびれがある人へご紹介したことがある方法です。
上向きに寝て両手両足を上げ、ブラブラ30回してみる。
これだけで指先の血の流れが良くなります。
(こちらのセルフケアは1日2回。朝と晩の1回ずつ行ってください。)
ぜひお試しください。
まとめ
足がしびれて、力が入らない、感覚がない、歩けないなどの辛い症状について解説しました。
Nさんの足がしびれは、手術の影響や筋力低下の可能性があるということでした。
さらに、足のしびれを解消するセルフケアを一緒に試しましたね。
それでもまだ足のしびれが治らない、力が入らない、感覚がない、歩けないなどで調子が良くならないという方は、当院に一度ご相談いただければ適切なアドバイスをさせて頂きます。
少しでもみなさまの生活が快適に過ごせるようなヒントをお伝えできればと
考えています。
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【監修:坪木心吾/鍼灸師 柔道整復師】