田植えで起こった腰痛。コルセットやマッサージ機に頼らず解消する方法とは
2023年06月28日
・田植えをすると腰が痛くなる。
・田植え時期の前後は疲れて腰が痛くなりやすい
・田植え時期は腰が伸びにくくなる。
こういったお悩みはありませんか?
今回のブログをご覧になることで、田植え時期の農作業によるつらい腰痛を解消することができます。
お悩みの方の参考になりましたら幸いです。
皆さんこんにちは。
兵庫県姫路市で鍼灸整骨院を営んでおります、つぼき鍼灸整骨院の坪木です。
このブログを書いたきっかけなんですけども、患者さんから、「田植え時期は疲労が溜まり腰が痛くなる…」と、お悩みの相談がありました。
詳しく聞いてみると、「中腰姿勢を続けると曲がった腰が伸びにくくなる…」とのことでした。
今回のブログでは、田植え時期の腰痛の原因について解説して、セルフケアまで紹介していきます。
話の内容はこちら
・田植えで起こる腰痛…コルセットやマッサージで解消する?
・田植えで起こる腰痛を解消するポイント
・田植えで起こる腰痛を座ったまま解消するストレッチとは?
それでは話を進めますね。
①田植えで起こる腰痛…コルセットやマッサージで解消する?
田植えや稲刈り時期、収穫時期の腰痛にお悩みのご相談をよくお受けします。ではなぜ農作業で腰痛が起こるのでしょうか?
詳細については論文で発表されています。
【農作業時の動作と腰痛に関する研究】
https://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/2010/0/2010_0_EdPF1048/_article/-char/ja/
この論文の内容によると農作業による腰痛率は約83.0%で起こっていて、前屈や中腰といった姿勢、重量物の取り扱い動作などによるものがほとんどだそうです。
コルセットは腰の負担を減らしたり、腰痛を予防するためのもので、腰痛を治すためのものではないです。農作業中のみ軽く圧迫する程度にとどめましょう。
また、強いマッサージを行うとかえって筋肉の線維を痛めてしまい、腰痛を長引かせてしまいます。皮膚を軽くさする程度の刺激にしてください。
②田植えで起こる腰痛を解消するポイント
先ほどご紹介した論文によると、農作業による腰痛の原因は
・前屈や中腰姿勢
・重量物の取り扱い動作
・軽トラックに乗る時
この3点です。これらを防ぐには、
1.中腰や前かがみは避けて、なるべく腰を落として膝を曲げる姿勢
2.重いものを取り扱う際は、体ごと向きを変える(腰を捻る動作を避ける)
3.軽トラックを運転する際は、姿勢良くしてお尻が左右で偏らないようにする。「両肩が背もたれに当たって、肘が少し曲がるくらい」が理想。
を意識してみましょう。
③田植えで起こる腰痛を座ったまま解消するストレッチとは?
ここでは田植えで起こる腰痛を座ったまま解消するセルフケアについてご紹介しますね。
椅子さえあれば、どこでもでできる簡単なセルフケアとなっております。
田植えで中腰姿勢になってしまうと、お尻や股関節に負担をかけてしまいます。意識して血の流れをよくしてみましょう。
・お尻のストレッチ
1.椅子に座ります
2.片足をもう片方の膝の上に乗せる。
3.姿勢を良くして、上体を前に倒す(20秒キープ)
4.左右両方行う。
5.これを10回ずつ
(これを朝と昼の1回ずつ、一日2回)
・オットセイ体操
農作業は前かがみになりがちですので、逆方向に伸ばすストレッチを行うことで、歪みをリセットすることができます。
1.うつ伏せになり、手のひらを床につけ、大きくゆっくり息を吸う
2.息を吐きながら、腕を伸ばして腰~背中を反る
3.この姿勢を1分間キープ。
(農作業前、農作業後、風呂上がりの一日3回を目処に行ってください。)
ぜひお試しください。
簡単なストレッチですので今からでも取り組める内容ですね。
まとめ
田植えなどの農作業で起こる腰痛の原因と解消ポイント、簡単なストレッチをお伝えさせて頂きました。解消方法がよくわからない。それでもまだ調子が良くならないという方は、当院に一度ご相談いただければ適切なアドバイスをさせて頂きます。
少しでもみなさまの生活が快適に過ごせるようなヒントをお伝えできればと考えています。
あなたももしお悩みがあればこちらにご相談くださいませ。
お悩みの方は、当院LINEからご相談ください。
同じような症状でお困りでしたら当院にて対応しておりますので、お電話にてご予約
いただければと思います。
079-255-8952(予約専用ダイヤル)
【監修:坪木心吾/鍼灸師 柔道整復師】