サプリやサポーター、テーピングに頼らないで膝痛を解消するポイントとストレッチとは!?
2023年03月22日
皆さんこんにちは。
兵庫県姫路市で鍼灸整骨院を営んでおります、つぼき鍼灸整骨院の坪木です。
このブログを書いたきっかけなんですけども、来院された60歳代の主婦、女性患者さん(Tさん)が、
「2-3ヶ月前から右膝が痛い。特に内側、裏に痛みがある。」と、お悩みの相談がありました。
詳しく聞いてみると、「ビビッと痛みが走る」「しゃがんだ姿勢から立ち上がった時に痛みがある」「小走りができない」とのことでした。
今回のブログでは、膝痛ついて解説して、セルフケアまで紹介していきます。
話の内容はこちら
①なかなか治らない膝痛。本当の原因はこれだった!
②半月板損傷による膝痛を解消するポイントとは?
③膝痛の治し方 サプリやサポーター、テーピングに頼らず膝痛を解消する簡単なストレッチとは
それでは話を進めますね。
①なかなか治らない膝痛。本当の原因はこれだった!
60歳代の女性Tさん。犬の散歩やランニングを日課とされていました。しかし「2-3ヶ月前から右膝に痛みを感じて、思うように走れていない」と教えてくれました。それまでは1日10キロも走っていたそうです。
そして、
・日常生活では何ともない。
・しゃがんだ姿勢から立ち上がる時に痛みが出る。
・小走りすると足が機能しなくなる。
症状があるとのこと。
そして2回ほど近くの接骨院に通いましたが症状は改善せず、6-7年前に当院で鍼治療を受けて良くなったことを思い出し来院されました。
さらに詳しくお話を伺いました。ランニングの際、今流行している「厚底シューズ」を履くようになってからコンディションを崩して膝の痛みを感じ始めたとのこと。厚底シューズって、バネのような存在で、前への推進力が生まれるそうです。慣れとコントロールが必要なのですが、Tさんはなかなか慣れずコントロールできない代物だったそうです。
当院にて実際Tさんのお体に徒手検査をさせていただくと、右膝の内側にある半月板損傷の検査ではっきりとした陽性所見が見られました。
半月板とは、膝にある、太ももとすねの骨の間にあって、膝の関節を安定させたり、クッションのような働きをします。自転車に例えるとサドルのサスペンションのような存在です。衝撃を和らげてくれるんですね。
※半月板とはイラストのピンクの所です。
Tさんがこの2-3ヶ月悩まされた膝痛の本当の原因は右膝内側にある半月板損傷だったと考えられます。
②半月板損傷による膝痛を解消するポイントとは?
Tさんは普段から運動をされている方でしたので、膝、股関節、足首などの関節の動きには特に問題なさそうでした。
Tさんご本人は「骨盤がゆがんでいるから膝が痛いのかも」と話してくれましたが、骨盤には特に異常は見られませんでした。
そこで、膝周辺の筋肉を鍛えるトレーニングをおすすめしました。
半月板は膝にかかる体重を支えて、体を安定させる働きをしています。その半月板が損傷すると、体を支えて安定させる働きが低下してしまいます。ですので、半月板の代わりに筋肉で体を支えて安定させる、という方法をお伝えしました。
当院では、
・体全体の歪みを整え、膝の動きを滑らかにする整体
・血の流れをよくする微弱電流治療
・痛みを取る鍼治療
を行いました。
③膝痛の治し方 サプリやサポーター、テーピングに頼らず膝痛を解消する簡単なストレッチとは
ここでは、カンタンに取り組める、半月板損傷による膝痛を解消するセルフケア方法についてご紹介しますね。カンタンに取り組めますので、参考にして頂ければと思います。
ストレッチでは
・太ももの筋肉を鍛える。
・体を安定させる。
を目的に行います。
・セッティング(太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)を鍛える)
半月板にかかる負荷を減らして、体重を支える太ももの筋肉を鍛えます。最初は軽い負荷から始めましょう。
1.床に膝を伸ばして寝ます。
2.膝下に丸めたタオルを入れます。
3.タオルを押しつぶすように、膝を床に押し付けます。
4.3.のまま20秒キープします。
※つま先を自分の体の方向に向けるとさらに効果的です。
これらのセルフケアの効果が見えてくるのに2-3ヶ月かかります。
すぐに効果が見えるものではありませんが、膝まわりの筋肉を鍛えることが
一番確実な方法と思われます。
まとめ
2-3ヶ月続く膝痛の本当の原因、解消ポイント、ストレッチついて解説しました。
さらに、簡単なストレッチも一緒に試しましたね。それでもまだ膝痛の症状でお悩みで
調子が良くならないという方は、当院に一度ご相談いただければ適切なアドバイスをさせて頂きます。
少しでもみなさまの生活が快適に過ごせるようなヒントをお伝えできればと
考えています。
あなたももしお悩みがあればこちらにご相談くださいませ。
お悩みの方は、当院LINEからご相談ください。
→
同じような症状でお困りでしたら当院にて対応しておりますので、お電話にてご予約
いただければと思います。
079-255-8952(予約専用ダイヤル)
【監修:坪木心吾/鍼灸師 柔道整復師】