稲刈りで起こった腰痛。そんな時、座りながらすぐ効くストレッチとは
2023年10月14日
・急ピッチで稲刈りをしていて腰が痛くなった。
・稲刈り時期の前後は疲れて腰が痛くなりやすい
・稲刈り時期は腰が伸びにくくなる。
こういったお悩みはありませんか?
今回のブログをご覧になることで、秋の収穫(稲刈り時期)の農作業によるつらい腰痛を解消することができます。
お悩みの方の参考になりましたら幸いです。
皆さんこんにちは。
兵庫県姫路市で鍼灸整骨院を営んでおります、つぼき鍼灸整骨院の坪木です。
このブログを書いたきっかけなんですけども、当院の近所の方で農作業に従事されている方から、「稲刈りの時期は疲労が溜まって腰が痛くなる…」と、お悩みの相談があったからです。
詳しく聞いてみると、「中腰姿勢を続けて作業すると曲がった腰が伸びにくくなる…」とのことでした。
今回のブログでは、稲刈り時期の腰痛の原因について解説して、セルフケアまで紹介していきます。
(話の内容はこちら)
・稲刈りで起こる腰痛…なぜ?
・稲刈りで起こる腰痛を解消するポイント
・稲刈りで起こる腰痛を座ったまま解消する、すぐ効くストレッチとは?
・まとめ
それでは話を進めますね。
・稲刈りで起こる腰痛…なぜ?
田植えや稲刈り時期、収穫時期の腰痛にお悩みのご相談をよくお受けします。ではなぜ農作業で腰痛が起こるのでしょうか?
詳細については論文で発表されています。
【農作業時の動作と腰痛に関する研究】
https://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/2010/0/2010_0_EdPF1048/_article/-char/ja/
この論文の内容によると農作業による腰痛率は約83.0%で起こっていて、前屈や中腰といった姿勢、重量物の取り扱い動作などによるものがほとんどだそうです。
農家の方と路上の立ち話でしたが、本業のお仕事をしながら家業の農業も行う兼業農家だそうで、この時期に起こる腰痛は腰に湿布を貼ってなんとか対処されているとのことでした。稲刈りの前後は本業の仕事も休めずこんな状況だと1日でも腰痛を治したいと思うのも無理ないことですよね。
とても大変そうでした。
稲刈りってただ稲を刈って終わりではなく、前準備から脱穀、機械の整備などさまざまな工程があるそうで、稲刈り時期1ヶ月ほどは休む暇がないそうです。
この度のブログでは、稲刈りで起こる腰痛に対して、湿布以外にも自宅で簡単に行える、効果的な方法を紹介させていただきますね。
稲刈り後の腰痛にお困りの方はこの機会にぜひ、最後まで目を通していただければと思います。
・稲刈りで起こる腰痛を解消するポイント
先ほどご紹介した論文によると、農作業による腰痛の原因は
・前屈や中腰姿勢
・重量物の取り扱い動作
・軽トラックに乗る時
この3点です。これらを防ぐには、
1.中腰や前かがみは避けて、なるべく腰を落として膝を曲げる姿勢
(悪い例)
(良い例)
2.重いものを取り扱う際は、体ごと向きを変える(腰を捻る動作を避ける)
(悪い例)
(良い例)
3.軽トラックを運転する際は、姿勢良くしてお尻が左右で偏らないようにする。
「両肩が背もたれに当たって、肘が少し曲がるくらい」が理想。
を意識してみましょう。
・稲刈りで起こる腰痛を座ったまま解消する、すぐ効くストレッチとは?
ここでは稲刈りで起こる腰痛を座ったまま解消するセルフケアについてご紹介しますね。
椅子さえあれば、どこでもでできる簡単なセルフケアとなっております。
稲刈りで中腰姿勢になってしまうと、お尻や股関節に負担をかけてしまいます。意識して血の流れをよくしてみましょう。
・お尻のストレッチ
1.椅子に座ります
2.片足をもう片方の膝の上に乗せる。
3.姿勢を良くして、上体を前に倒す(20秒キープ)
4.左右両方行う。
5.これを10回ずつ
(これを朝と昼の1回ずつ、一日2回)
・オットセイ体操
農作業は前かがみになりがちですので、逆方向に伸ばすストレッチを行うことで、歪みをリセットすることができます。
1.うつ伏せになり、手のひらを床につけ、大きくゆっくり息を吸う
2.腕を伸ばして腰~背中を反る
3.この姿勢を1分間キープ。
(農作業前、農作業後、風呂上がりの一日3回を目処に行ってください。)
ぜひお試しください。
簡単なストレッチですので今からでも取り組める内容ですね。
まとめ
稲刈りなどの農作業で起こる腰痛の原因と解消ポイント、簡単なストレッチをお伝えさせて頂きました。解消方法がよくわからない。それでもまだ調子が良くならないという方は、当院に一度ご相談いただければ適切なアドバイスをさせて頂きます。
少しでもみなさまの生活が快適に過ごせるようなヒントをお伝えできればと考えています。
あなたももしお悩みがあればこちらにご相談くださいませ。
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同じような症状でお困りでしたら当院にて対応しておりますので、お電話にてご予約
いただければと思います。
079-255-8952(予約専用ダイヤル)
【監修:坪木心吾/鍼灸師 柔道整復師】