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腰椎椎間板ヘルニア 手術後数年で腰痛が再発。歩けない場合のストレッチ方法

2024年06月07日

腰椎椎間板ヘルニア

 

こんにちは。兵庫県姫路市 つぼき鍼灸整骨院 坪木です。

 

 

 

なぜ今回このようなブログを投稿したといいますと、来院された50歳代の女性からご相談をいただいたからです。

 

「6年前に腰椎椎間板ヘルニアの手術をして数年間は調子が良かった。しかしここ最近再発して、腰痛と坐骨神経痛があり筋力低下もあって歩けない。こんなことってあるんですか?」

 

とお悩みでした。このようなケースは時々お聞きすることがあります。なぜ手術をしても再発するのでしょうか?

 

「手術したのになぜまた再発するの?」と不安な様子でした。お仕事や家事などが思ったようにこなせないとのこと。

 

しかしちょっとした心がけで症状を軽減、解消することができます。

 

大丈夫ですよ。私と一緒に解消しましょう!

 

 

 

腰椎椎間板ヘルニア なぜ手術をしても再発するのか?

 

 


 

 

腰椎椎間板ヘルニア(ようついついかんばんヘルニア)は、背骨の一部である腰椎(ようつい)の間にある椎間板(ついかんばん)が壊れ、中のゼリー状の物質が外に飛び出してしまう状態のことを指します。この飛び出した物質が神経を圧迫することで、痛みやしびれを引き起こします。

 

 

椎間板は、背骨の骨と骨の間にある軟骨で、クッションのような役割を果たしています。これにより、背骨にかかる衝撃を吸収し、動きをスムーズにする役割を持っています。椎間板は中心部にゼリー状の髄核(ずいかく)と、それを取り囲む繊維輪(せんいりん)から成り立っています。

 

加齢や姿勢の悪さ、重い物を持ち上げ、運動不足などで起こります。

 

腰椎椎間板ヘルニアの手術は、多くの人にとって痛みやしびれを取り除くための有効な手段です。しかし、手術後も再発するケースが少なくありません。手術をしたのに再発するのはなぜでしょうか?これは、日常生活の中での背骨や椎間板への負担が原因となることが多いのです。

 

例えるなら、壊れた窓を修理したとしても、家全体の構造が脆弱であれば、また別の窓が壊れてしまいますよね?

 

手術で突出したヘルニアを取り除いても、背骨や椎間板への過度な負担が続くと、新たなヘルニアが発生しやすくなります。特に、姿勢の悪さや運動不足、重いものを頻繁に持ち上げるなどの生活習慣が改善されないと、再発のリスクが高まります。

 

腰椎椎間板ヘルニアは、椎間板という背骨の間にあるクッションの役割をする部分が外に飛び出し、神経を圧迫することで痛みやしびれを引き起こします。手術は、この飛び出した部分を取り除くことで症状を改善しますが、根本的な原因である椎間板や背骨への負担を軽減しなければ、再発を防ぐことは難しいと考えられます。

 

 

 

 

腰椎椎間板ヘルニア 術後の再発を防ぐポイントとは

 

 


 

 

腰椎椎間板ヘルニア術後の再発を防ぐためには、日常生活でのちょっとした工夫が大切です。再発を防ぐための具体的な方法を、以下に詳しくご説明しますね。

 

 

正しい姿勢を保つ

長時間座ったり立ったりする際には、正しい姿勢を保つことが重要です。

 

 

例えば、デスクワークをする際には、背筋を伸ばし、椅子に深く腰掛けることで腰への負担を軽減できます。また、長時間同じ姿勢を続けると腰に負担がかかりやすいので、20-30分に1回座り直してみましょう。

 

 

 

適度な運動

 

 腰椎周りの筋肉を強化することで、椎間板への負担を軽減できます。ウォーキングや軽いジョギング、ヨガなどが効果的です。特に、体幹を鍛えることで背骨を支える筋肉が強化され、再発のリスクを減らすことができます。また、運動する際には無理をせず、自分の体調に合わせた適度な運動を心掛けましょう。運動が苦手な人でもまずは10分程度のウォーキングから続けてみましょう。

 

 

重いものを持ち上げる時の注意

 

重いものを持ち上げる際には、腰を使わずに膝を曲げて持ち上げることが大切です。

 

向きを変える時は、おへその前に荷物があり、荷物と体が同じ方向を向いていること。ひねらないのがポイントです。

 

(悪い持ち方)

 

 

前かがみになってしまうと椎間板に負担をかけ、腰痛が起こりやすくなります。

 

 

向きを変える時に、腰をひねってしまうと腰痛を起こしやすくなります。

 

 

(正しい持ち方)

 

 

例えば、床から重い荷物を持ち上げる際には、膝をしっかりと曲げ、腰を落として背中をまっすぐに保ちながら荷物を持ち上げることで腰への負担を軽減できます。また、可能であれば重いものを持ち上げる作業を分担するか、道具を使って負担を軽減することも検討しましょう。

 

 

 

腰椎椎間板ヘルニアが再発した場合のストレッチ方法

 

 


 

 

もし腰椎椎間板ヘルニアが再発してしまった場合でも、適切なストレッチを行うことで症状を和らげることができます。以下に、再発した場合に効果的なストレッチ方法を紹介しますね。

 

 

猫の伸びストレッチ

 

 四つん這いになり、背中を丸めてから反らす動きを繰り返します。この動作は、背骨全体を柔軟に保ち、椎間板への圧力を分散させる効果があります。猫が気持ちよさそうに背中を伸ばす様子を思い浮かべながら、ゆっくりと行いましょう。

 

 

1.四つん這いの姿勢になる。

 

2.息を吐きながら背中を丸める(猫の背伸びのポーズ)。

 

 

3.息を吸いながら背中を反らす(反り猫のポーズ)。

 

 

 

4.これを10回繰り返す。

 

 

 

ハムストリングスのストレッチ

 

ハムストリングスは、太ももの裏側の筋肉です。この筋肉が硬くなると腰に負担がかかりやすくなります。仰向けに寝て、一方の足を天井に向かって伸ばし、手で太ももを支えながらゆっくりと引き寄せることで、ハムストリングスを伸ばすことができます。

 

 

1.仰向けに寝る。

2.一方の足を天井に向かって伸ばす。

3.両手で太ももを支えながら、ゆっくりと足を引き寄せる。

4.20秒程度保持し、左右両方行う。

 

 

 

膝抱えストレッチ

 

 仰向けに寝て、両膝を胸に引き寄せるように抱えることで、腰の筋肉をリラックスさせることができます。このストレッチは、腰周りの筋肉を柔らかく保ち、緊張を和らげる効果があります。

 

 

1.仰向けに寝る。

2.両膝を胸に引き寄せるように抱える。

3.両手で膝を抱え込み、背中を軽く丸める。

4.20秒程度保持する。

 

これらのストレッチは、日常的に行うことで腰の柔軟性を高め、再発のリスクを減らすことができます。また、ストレッチを行う際には無理をせず、自分の体の状態に合わせて行うことが大切です。痛みを感じた場合は無理をせず、休息を取ることも重要です。

 

来院された女性は実際、これらのセルフケアを継続的に行い、15分程度まで歩けるようになり、筋力が向上、休憩しながら家事がこなせるようになっていてお喜びの様子でした。現在休職中ですが復帰に向けてセルフケアを続けているとのこと。改善が見られて良かったですね。

 

 

まとめ

 

 


 

 

腰椎椎間板ヘルニアの手術後に再発する理由とその対処法について説明しました。再発を防ぐためには、正しい姿勢を保つこと、適度な運動を続けること、重いものを持ち上げる際の注意など、日常生活での工夫が重要です。また、再発してしまった場合でも、適切なストレッチを行うことで症状を和らげることができます。

皆さんも、これらのポイントを日常生活に取り入れて、腰の健康を維持していきましょう。腰椎椎間板ヘルニアは再発する可能性がありますが、日々のケアと予防策をしっかりと行うことで、再発のリスクを減らし、快適な生活を送ることができますそれでもまた、再発して症状が解消できない、腰痛や坐骨神経痛が続いているということでしたら、整体治療や微弱電流治療がお役に立てるかもしれません。そのような場合はお気軽にご相談ください。

 

(監修:坪木心吾 鍼灸師・柔道整復師 つぼき鍼灸整骨院)

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