なかなか治らない手首の腱鞘炎。サポーターやテーピングに頼らないセルフケアとは?
2023年04月19日
手首の親指側が痛い…これって腱鞘炎?
こういったお悩みはありませんか?
今回のブログをご覧になることで、手首の親指側に起こる腱鞘炎の辛い症状を解消することができます。
お悩みの方の参考になりましたら幸いです。
皆さんこんにちは。
兵庫県姫路市で鍼灸整骨院を営んでおります、つぼき鍼灸整骨院の坪木です。
このブログを書いたきっかけなんですけども、手首の親指側が痛いという女性が立て続けに来院されたからです。いずれも女性でした。
詳しく聞いてみると、お二人とも手を使いすぎているようでした。
今回のブログでは、手首の親指側に起こる腱鞘炎について解説して、セルフケアまで紹介していきます。
話の内容はこちら
①なかなか治らない手首の腱鞘炎。なぜ?
②手首の腱鞘炎(ドケルバン病)の簡単セルフチェック法
③手首の腱鞘炎の治し方。痛みが軽減するストレッチとは!?
それでは話を進めますね。
①なかなか治らない手首の腱鞘炎。なぜ?
「右手の手首の親指側が痛い」と訴えてお二人が同じ時期に来院されました。(60歳代女性Aさんと、40歳代女性Bさん)
Aさんは専業主婦の方ですが、家族が多く家事にとても忙しくされています。Bさんは、割烹料亭の女将として春先の時期はとても忙しいそうです。大量の皿を右手に持って配膳すると教えてくれました。
お二人とも、なかなか痛みが治らず、当院にお悩みを打ち明けてくれました。
手首に起こる腱鞘炎の原因は手首、親指の使いすぎが関係しています。
親指に負担をかけすぎると、親指を伸ばす腱や広げる腱が傷ついて炎症で腫れます。
そして、腱が通る通り道が狭くなってしまい、腱の滑りが悪くなり、
親指、手首を使うとさらに炎症が広がって、腫れや痛みの症状がさらにひどくなるという悪循環が生まれます。
手首の腱鞘炎の症状は女性が多いのですが、女性ホルモンは腱を縮める働きもあるので、使いすぎている腱の動きを悪くしてしまいます。
炎症って、あまり使わずにジッっとしていれば早く治るんですが、手首って普段からよく使う関節ですので、休むわけにはいかないのが長引く原因なんですね。
②手首の腱鞘炎(ドケルバン病)の簡単セルフチェック法
手首の親指側に起こる腱鞘炎を”ドケルバン病”と呼ばれています。女性ホルモンと関係していて、産後や閉経期の女性に多いと言われています。
手首の親指を通る、2本の腱が手首のところで炎症を起こします。
手の親指を外側に開いてみてください。すると、手首の親指側に2本の腱が浮き出てくるのがわかります。
この2本の腱が炎症を起こして痛みになるんです。
次にご自身で簡単にできるドケルバン病簡単セルフチェック法についてご紹介しますね。
【ドケルバン病簡単セルフチェック法】
1.親指を中へ入れて、他の4本の指を曲げます。
2.手首そのものを小指側に倒します。
3.手首の親指側に痛みが起こるならドケルバン病の可能性が高いです。
そして、当院では、腱の動きをよくする整体治療を行いました。
当院でもこのセルフチェック法を用いるのですが、治療後は症状がマシになっていました。
③手首の腱鞘炎の治し方。痛みが軽減するストレッチとは!?
では、手首の腱鞘炎の症状を和らげるセルフケアについてご紹介しますね。
簡単に取り組めますので、一度試してみてください!
症状を和らげたり、予防のためにも行ってみてください。
1)腕のストレッチ
腱鞘炎に関わる前腕の筋肉をよく伸ばして柔らかくする、血の流れをよくする効果があります。
(aパターン)
1.手の平は下。
2.反対側の手で、手の甲を持って、手首を曲げる。
3.このまま20秒間キープ。
4.前腕がじんわり伸ばされるのを感じられたらOK!
(bパターン)
1.手の平は上。
2.反対側の手で、手の平を持って、手首を伸ばす。
3.このまま20秒間キープ。
4.前腕がじんわり伸ばされるのを感じられたらOK!
2)ツボ押し(陽渓-ようけい-)
手首の親指側に起こる腱鞘炎に効果的なツボをご紹介します。
陽渓-ようけい-というツボは手首の親指側、腱と腱の間のくぼみです。親指を広げてみるとくぼみがさらにわかりやすくなります。
20秒間、グリグリ押してみてください。
腱鞘炎は手首や指が炎症を起こして硬くなり、動かしにくくなっていますので、無理に動かそうとしないでくださいね。手首を通る筋肉や腱が伸びるのが少し感じられるくらいで結構ですよ。
これらのセルフケアはスッキリ感や気持ちよさを感じることができます。
これを一日3回。朝・昼・晩の1回ずつ行ってください。
まとめ
手首の親指側に起こる腱鞘炎の原因や症状について解説しました。
腱鞘炎は使いすぎの可能性があるということでした。
さらに、手首の腱鞘炎を解消するセルフケアを一緒に試しましたね。
それでもまだ手首の痛みが治らない、手が使いにくい、調子が良くならないという方は、当院に一度ご相談いただければ適切なアドバイスをさせて頂きます。
少しでもみなさまの生活が快適に過ごせるようなヒントをお伝えできればと
考えています。
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【監修:坪木心吾/鍼灸師 柔道整復師】