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冷房で足がだるくなる。クーラー病が起こる理由と簡単に取り組めるセルフケアとは

2024年08月31日

クーラー病

みなさまこんにちは。 兵庫県姫路市 つぼき鍼灸整骨院 坪木です。

 

 

 

 

 

昨年(2023年)は史上最高に暑い夏となりましたが、今年(2024年)は昨年を超えるほど暑い夏となり、全国各地で40度に迫る暑さが続いています。

 

 

夏の毎日、熱中症警戒アラートが発令されていますので、なるべく外出を控えてクーラーの効いた部屋で過ごす時間が増えると、なんとなく体がだるく感じたり、特に足が冷えて硬くなったりすることはありませんか?

 

 

そんなとき、「もしかしてクーラー病かな?」と思う方も多いかもしれません。

 

 

クーラー病とは、冷房による体の不調のことを指します。

 

 

会社員をしている弟もほとんど外に外出しておらず職場、自宅ともにクーラーが効いた環境で過ごしていますので、

 

体がだるくなったり、手足が冷えやすいという悩みを抱えているそうです。

 

なかなか外には出られませんからこれも仕方がないことですよね。

 

今回はクーラー病が起こる理由と対策についてお話しします。お体を大切にしながら簡単にできるセルフケアを一緒に学んでいきましょう。

 

 

 

 

 

1. クーラー病は、冷房が引き起こす体の不調

 

 

 


 

 

 

クーラー病とは、エアコンの冷気が原因で起こる体の不調のことを言います。

 

 

 

 

夏の暑い時期、私たちは暑さから逃れるためにエアコンのある涼しい場所で過ごすことが増えます。

 

もちろん、暑さで体力を奪われないようにするためにはエアコンは大切です。しかし、エアコンの冷たい風に長時間当たっていると、体が冷えすぎてしまうことがあります。

 

例えるなら、冷蔵庫に入れたばかりのジュースが急に冷えてしまうように、私たちの体も急激に冷えると驚いてしまうのです。体が冷えると血管が縮こまり、血液の流れが悪くなります。

 

 

その結果、だるさや疲れ、体のあちこちの痛みを感じるようになります。

 

 

これが「クーラー病」の主な原因です。特に、体の中でも足は冷えやすい場所です。

 

 

足は心臓から一番遠く、血液が届きにくいため、冷たい空気にさらされるとすぐに冷えてしまいます。

 

 

 

2. 足の冷えが引き起こす、共通している症状とは

 

 

 

 


 

 

 

クーラー病による足の冷えは、さまざまな症状を引き起こします。例えば、「足がだるくなる」「足がつりやすい」「足の動きが硬い」などです。

 

 

 

 

「足がだるくなる」

というのは、まるで重い荷物を持っているかのように感じることです。これは、冷えによって血液の循環が悪くなり、足に十分な酸素や栄養が行き渡らないためです。

 

植物に水をあげないと元気がなくなってしまうように、私たちの足も必要な栄養が届かないとだるく感じてしまうのです。

 

 

「足がつりやすい」

という症状。これは、筋肉が十分に温まっていないときによく起こります。

 

スポーツをするときに準備運動をしないと筋肉が硬くなってしまうのと同じで、冷えた環境で筋肉が縮こまると、突然の動きで筋肉がつってしまうことがあります。

 

「足の動きが硬い」

 

というのは、まるで関節が錆びたドアのようにぎこちなく感じる状態です。

 

 

これは、筋肉や関節が冷えて硬くなり、スムーズに動けなくなってしまうためです。

 

冷たい水の中に手を入れると指が思うように動かない感覚を覚えるかもしれません。それと同じことが足でも起こっているのです。

 

 

 

この夏、当院に「足がだるい」と訴えて来院された患者樣に共通している症状がありました。

 

 

 

それは「足が体の中心線を越えられない」ということでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真のように、足は体の中心線をこえて反対側にクロスすることができます。

 

 

しかし、冷房などで足が硬くなってしまっている人は足が反対側にクロスすることができません。

 

 

冷えによる足の硬さが明らかでした。

 

 

 

 

 

3. クーラー病対策!簡単にできるセルフケアとおすすめの治し方

 

 

 


 

 

 

では、クーラー病を解消するために簡単にできるセルフケアとおすすめの治し方をご紹介します。

 

1. 足を温める習慣をつける


まずは、足を温めることが大切です。冷えた足をそのままにしておくと、血流が悪くなり、不調が長引く原因になります。家の中でも厚手の靴下を履いたり、膝掛けやブランケットを足元にかけたりするだけで、足の冷えを防ぐことができます。また、寝る前に温かいお湯で足湯をするのも効果的です。お風呂の湯船に浸かるのが一番ですが、忙しい方は足だけでも温めると、体全体がぽかぽかしてくるのを感じるでしょう。

 

2. 適度な運動を心がける


次に、適度な運動を取り入れることが大切です。散歩をしたり、軽いストレッチをしたりするだけで血液の循環が良くなります。運動は、ポンプのように血液を足から心臓に送り返す手助けをしてくれます。まるで風船をふくらませるために息を吹き込むように、運動が血液を全身に送り届ける力となります。

 

 

 

3. 食生活の見直し

 

食べ物も大切な要素です。体を温める効果のある食材、例えば生姜やネギ、にんじんなどを積極的に取り入れてみましょう。特に夏は冷たい飲み物や食べ物に手が伸びがちですが、冷たいものばかりだと体の内側から冷えてしまいます。冷たい水を氷で冷やしすぎるとコップが結露するように、体の中も冷えてしまうのです。暖かいスープやお茶などを一緒に摂ることで、体の中から温めることができます。

 

 

4. クーラーの設定温度を見直す

 

エアコンの設定温度も重要です。室内の温度があまりに低すぎると、体はその寒さに適応しようとエネルギーを消費し、疲れやすくなります。理想的な設定温度は25~27度と言われています。また、エアコンの風が直接体に当たらないようにする工夫も必要です。部屋の風向きを調整したり、サーキュレーターを使って空気を循環させたりすることで、体の冷えを防ぐことができます。

 

 

 

4.クーラー病で足がだるい症状の、おすすめの治し方

 

 

 


 

 

 

(踵落とし体操)

 

立った姿勢で、踵を上げて落とす、を約20回繰り返します。

 

 

 

 

 

 

(ブラブラ体操)

 

上向きに寝た姿勢で両手足を上げてブラブラと揺らします。20秒間。

 

 

 

 

(膝裏さすり)

 

膝の裏には足全体から集まるリンパがあります。

 

 

座った姿勢で膝裏に触れて上下にさすってみましょう。20秒。

 

これだけで足がポカポカと感じられます。

 

 

 

 

5. まとめ

 

 


 

 

 

クーラー病は、暑い夏を快適に過ごすためのエアコンが原因で起こる体の不調です。特に足が冷えることで、「だるさ」「つりやすさ」「動きの硬さ」といった症状が現れやすくなります。

 

しかし、ちょっとしたセルフケアで改善できることも多いです。

 

足を温める、適度な運動をする、バランスの良い食生活を心がける、クーラーの設定温度を見直すなど無理のない方法で健康な夏を過ごしましょう。

 

このブログが、地域の皆様のお役に立てることを願っています。

それでもクーラー病の症状が改善しない、足のだるさが残っているなどの症状でお困りの方は当院にご相談いただければ適切なアドバイスをお伝えさせていただきます。

 

お悩みの方は、当院LINEからご相談ください。→https://lin.ee/OKHMNw4

 

 

【監修:坪木心吾 鍼灸師・柔道整復師】

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