2023年09月02日
・祭り屋台を担ぐと腰が痛い。
・祭り屋台を担ぐと全身が筋肉痛を起こす
・祭りが終わってから疲労が抜けない。
このようなお悩みはありませんか?
今回のブログをご覧になることで、秋祭りで屋台を担いで腰痛が起こった場合、どのように解消したらいいか?どのように疲労を回復したらいいか?解消ポイントとすぐ効くストレッチについてご紹介いたします。お悩みの方の参考になりましたら幸いです。
皆さんこんにちは。
兵庫県姫路市で鍼灸整骨院を営んでおります、つぼき鍼灸整骨院の坪木です。
このブログを書いたきっかけなんですけども、お盆が過ぎたら、当院の周辺では秋祭り準備や練習が本格化するからです。
これまで私自身が秋祭り本番や練習で屋台を担いだあと、ひどい腰痛、全身の節々が痛くなる、全身疲労の症状に悩まされてきました。
それは10日間ほど続き、日常生活や仕事にまで悪影響を及ぼしていました。
今回のブログでは、過去に私が祭り屋台を担いで痛めた腰痛を早く回復させる方法について解説して、セルフケアまで紹介していきます。
話の内容はこちら
①2023年、いよいよ播州姫路に秋祭りシーズンが到来。
②祭り屋台を担いで腰痛…。すぐに腰痛を解消するポイント
③祭り屋台を担いで腰痛が起こった場合、すぐ効くストレッチ3選
それでは話を進めますね。
①2023年、いよいよ播州姫路に秋祭りシーズンが到来。
お盆が過ぎると、播州(兵庫県播磨地方の呼び方)地域では秋祭り準備が本格化しますね。コロナ禍で昨年まで、屋台の練り出しを辞退していた地域も今年は練り出し決定しているそうです。播州とは特殊な地域で特に南側(山陽電車沿い)はとてもエネルギッシュ。正月やお盆よりも、秋祭りが盛大に取り行われます。
私は、修行時代に11年間地元を離れて都会に出ていましたが、秋祭りだけは何が何でも帰省して、秋祭りに参加していました。有名なのは、姫路市白浜にある松原八幡神社の”灘のけんか祭り”ですが、つぼき鍼灸整骨院がある姫路市網干区は、魚吹八幡神社の秋祭りも盛大です。
私は実家がある和久町の屋台を毎年10月21,22日の2日間、担がせていただいております。18歳から現在まで25年間、毎年担いできた思い入れのある屋台です。
令和4年度 和久屋台宮入り場面
屋台は2トン以上あり、数十人の担ぎ手が担ぎます。屋台の中には和太鼓が取り付けられていて、乗り子と呼ばれる4人の子どもが和太鼓を叩いています。
その”網干型”と呼ばれる屋台の担ぎ方とは、肩で担いだまま一直線に走り、ピタッと止まって一旦腰まで下げて、そこから一気に頭上に差し上げ、天に向かって「チョーサ!」と屋台全体を浮かせます。
このような動作を行うと、腰痛や足腰を痛めてしまうのは当然と言えるでしょう。私自身が大好きな秋祭り。
しかし祭りの後10日間くらいは腰痛、全身の節々が痛くなる、疲労が抜けないのが悩みの種でした。日常生活や仕事にまで悪影響でした。
②祭り屋台を担いで腰痛…。すぐに腰痛を解消するポイント
昨年、祭り開催の翌日(10月23日)にはどうしても受講しなければならない講座があり”いかに早く腰痛を解消し疲労を回復させるか”が兼ねてからのテーマでした。そこで、とある本に書かれてあった方法を試して見ました。
それは山田知生著「スタンフォード式疲れない体」に紹介されていた、「動的回復法」(体を動かして回復を図る方法)
『軽めの有酸素運動を20~30分すると、血行がよくなって、筋肉のこりがほぐれ、自律神経やホルモンのバランスも整う』を実際、治療家の私が試して見ました。
従前の私なら2日間祭り屋台を担いで、ひどい腰痛と、全身クタクタになり体じゅうの節々が痛く、翌日は一日中寝る、休むなど、とにかく”休む”方法を行なっていましたそれでも10日間は体の不調が続きました。しかし、昨年は”とにかく動かしてみた”のです。
昨年も祭り終了後、とにかく腰が痛くて、全身の節々も痛かったのですが、帰宅後はとにかく動かす事を試しました。
「祭りで疲れた、腰が痛い」ときはもう「何もやりたくない」と思うかもしれません。
「帰宅後、体を動かすなんてありえない、すぐに寝てしまいたい、ゆっくり休みたい」
というのもよく分かります。
しかし、そんな時こそ「軽い運動」をした方が実際は翌日に腰痛、疲労を持ち越さずに済みました。
これは私にとって目からウロコでした。
・入浴
帰宅後はシャワーで済まさず、入浴しました。
体を酷使して節々が痛く、日焼けもあって、心地いいものではなかったのですが、入浴して体をよく温めることに努めてみました。
・ウォーキング
帰宅後、体の節々が痛いのをこらえながら、20~30分のウォーキングに出ました。
③祭り屋台を担いで腰痛が起こった場合、すぐ効くストレッチ
祭りの練習中、祭り当日の休憩時間などにマメに取り組んで欲しいストレッチ3つご紹介します。
・四股ストレッチ
祭り練習中、本番に屋台を担ぐと、腰痛だけでなく股関節が痛くなる、動きが硬くなることを体感的に感じていました。
そこで祭りの休憩時間や帰宅後も四股ストレッチをして股関節を柔らかくすることに意識してみました。
1.両足を左右に大きく開く
2.膝を直角に曲げる
3.腰が上下するように小刻みに揺らす
4.これを30回。
・脚のストレッチ
1.椅子に座った状態で、足首を直角にする。
2.両手を膝に当てる。
3.姿勢を良くして上体を前に倒す。
4.そのまま20秒キープする。
※このストレッチは午前と午後の1回ずつ行ってください。
・ふくらはぎのストレッチ
1.両手は肩幅に広げて、肩の真下にくるようにおきます。
2.伸ばす足は地面につけて、もう一方の足は足首に引っ掛けておく
3.お尻を天井に突き上げます。V字になるように。
4.ふくらはぎが伸ばされます。この状態で20秒。
これらは祭りの練習や祭り当日、こまめに行うようにしてください。
やればやるほど効果があります。
まとめ
秋祭りで屋台を担いで腰痛が起こった場合、どのように解消したらいいか?その解消ポイントとすぐ効くストレッチについてご紹介しました。
積極的に動かした方が回復が早いということは間違いなさそうでした。
さらに、股関節や足のストレッチをして足腰をよく伸ばすセルフケアを一緒に試しましたね。
これから秋祭りの準備や練習などで忙しくされている方が多いと思います。地域の行事に、この度のブログがお役に立てたら幸いです。
これらのセルフケアを試してみても効果がない場合やなかなか良くならない場合は当院へ一度ご相談ください。
LINEからご相談ください。
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【監修:坪木心吾/鍼灸師 柔道整復師】