50歳代の母が「雨が降ると頭痛がする」。そんな時、娘ができること
2024年05月13日
こんにちは。兵庫県姫路市 つぼき鍼灸整骨院 坪木です。
ゴールデンウィークが終わり、沖縄県が梅雨入りしたニュースをお聞きになられた方もいらっしゃるかと思います。
これから本州でも梅雨入りすると「雨の日に頭痛がする」お悩みの方が増えてきます。
なぜ雨の日になると頭痛が起こるのでしょうか?これには意外なものが関係しています。
もし家族が雨の日に頭痛がするとなるととても心配になりますよね。頭痛によって家事や日常の世話までできなくなってしまうと、至らない気持ちになってしまいますよね。
しかし今から対策しておくと、毎年、梅雨時に頭痛がするという方もそれらの辛い症状を軽減したり予防したりすることができます。
大丈夫ですよ。私と一緒に解消しましょう!
雨が降ると頭痛がする意外な理由
雨の日に頭痛がする理由は、気圧の変化にあります。雨が降る時は、低気圧となります。
低気圧って、空気が軽くて、どんどん上昇するので雲ができたり雨が降ります。
雨が降って気圧が下がると、自律神経のうち活動に関わる交感神経が活性化されて、興奮などに関わるアドレナリンがより多く分泌されるため痛み刺激をより感じる状態になります。
気圧が下がると相対的に鼻や耳にある器官の気圧が高まって外に向かう力が働きます。これが血管や神経を圧迫して頭痛を引き起こすと考えられます。
気圧が下がると体の内側から外側へ向かう力が働くので血の中を流れる水分や痛み物質が血管からにじみ出て溜まりやすくなるため、肩こりや首こりを引き起こして頭にまで影響して頭痛が発生、悪化すると考えられます。
大気中の酸素の分圧も低下し、血管が狭くなって血の巡りが悪くなります。
例え話を使って説明すると、気圧が高い状態は、風船が膨らんでいるようなイメージです。
風船は張りがあり、血管も正常に血液を送ることができます。しかし、気圧が低い状態では風船がしぼんでしまい、血管が広がりその結果、頭痛が起こりやすくなります。
雨の日に起こる頭痛の緩和ポイント
ここでは普段のちょっとした心がけで、雨の日の頭痛を緩和させる方法をお伝えしますね。
すぐにでも取り組める内容となっておりますので、試してもらえればと思います。
姿勢を正す
気圧の変化にもしなやかに対応できる一つのカギは、まず姿勢を正すことです。正しい姿勢を保つことで、首や背中の筋肉の負担を軽減し、頭痛の緩和につながります。
デスクワークをする際は、なるべく背中を背もたれにつけ、首を前に突き出さないようにしましょう。
肩甲骨を後ろに引きつけるイメージで堂々と胸を張ってください。また、座りっぱなしが続く場合は一度座り直すと良いです。それだけで姿勢がリセットされて背筋がピンと張ります。
十分な水分摂取
頭痛は脱水症状の一因となることがあります。雨の日でも、喉が渇いていない時でも十分な水分を補給しましょう。
目安として1日に1~1.5リットルの水をこまめに摂ってください。お茶やスポーツドリンクではなく、水がおすすめです。
これだけで腸が反応して自律神経の働きが良くなります。ただ水を飲むのではなく体全体に水分が行き渡るイメージを持って
意識して水を飲むといいですよ。
十分な睡眠を取る
十分な睡眠は体のリセットに必要不可欠です。最低でも6時間。7時間以上が理想です。
雨が降ると頭痛が起こる場合、薬に頼らず即効性がある治し方
ここでは、薬に頼らず、即効性があって簡単に取り組める方法について紹介します。
雨予報の場合、事前に行うことで頭痛予防することができます。簡単に取り組めますのでお母様にぜひ、おすすめしてあげてくださいね。
特に気圧の変化を感じ取っている器官は、耳です。そこで、耳に集中するツボをまんべんなく刺激しましょう。
・耳のマッサージa
耳全体を親指と人差し指でつかみ、ゆっくり、外側へ動かしてみましょう。耳がピンと張った状態で10秒間キープ。
・耳のマッサージb
次にゆっくり円を描くように回します。
前回し10回、後ろ回し10回
・首タップ
首の斜め前に胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)という筋肉があります。胸の前から耳の後ろに走る筋肉。この筋肉も気圧の影響を受けやすい筋肉です。
この胸鎖乳突筋を痛くない程度に、手のひらで優しくタップしてみましょう。左右両方同時に20回程度。
上記3つのセルフケアは、朝、昼、夜の1日3回、行ってください。
雨の日になると頭痛がする症状ででお悩みでしたらお早めにご相談ください。
最後までブログをご覧いただきありがとうございました。
もし、雨の日になると頭痛でお悩みでしたら、この度のブログが症状を軽減するきっかけになるかもしれません。
ですが、頭痛が長引くようでしたら、整体治療や、微弱電流治療、鍼灸治療などがお役に立てるかもしれません。そんな時はお気軽にご相談ください。
(監修:柔道整復師・鍼灸師 つぼき鍼灸整骨院院長 坪木心吾)