産後、手首が痛い…その原因と今すぐ楽になるセルフケアとは!?
2022年08月24日
産後、手首が痛い…その原因と今すぐ楽になるセルフケアとは!?
「出産して2ヶ月なんですが、だんだん手首が痛くなってきた。」
「子どもを抱っこしていると手首が痛くなり、力が入らない」
「手首の親指側が腫れている。」
最近、このようなお悩みを聞くことが多くなりました。
今回のブログをご覧になることで、手首が痛いという症状でお悩みの方へ
お役に立てると考えています。
お悩みの方の参考になりましたら幸いです。
みなさん こんにちは。
兵庫県姫路市でつぼき鍼灸整骨院を開業しております 院長の坪木心吾です。
このブログを書いたきっかけなんですが、
8月に入って当院に来られた複数の患者さんから、
「手首の親指側が痛い」と、お悩みのご相談を受けました。
詳しく聞いてみると、女性が多く
「産後子どもの授乳をしたり、沐浴したりしていると、だんだん手首が痛くなってきた」
と教えてくれました。
子育て、家事や日常生活まで支障が出てしまっているようでした。
このような辛い症状を早くに解消したいですよね。
大丈夫ですよ。一緒に解消していきましょう!
話の内容はこちら
①なぜ産後、手首が痛くなるのか
②手首の腱鞘炎を防ぐ方法とは?
③手首が痛い時のストレッチとは
それでは話を進めていきます。
①なぜ産後、手首が痛くなるのか
手首に起こる腱鞘炎の原因は親指の使いすぎが関係しています。
親指に負担をかけすぎることで、親指を伸ばす腱、広げる腱が傷つき、炎症で腫れてしまいます。
そして、それらの腱が通る通り道が狭くなってしまい、腱の滑りが悪くなり、
親指、手首を使うとさらに炎症が広がって、腫れや痛みといった症状がさらにひどくなるという
悪循環が生まれます。
手首の痛みで当院に来院された患者さまは全て女性でした。
女性に多い原因は女性ホルモンが関係しています。
妊娠、出産の維持に必要な女性ホルモンは身体中にある腱を縮める作用もありますので、
使いすぎている腱の動きを悪くしてしまいます。
②手首の腱鞘炎を防ぐ方法とは?
手首の腱鞘炎は、手首、親指の使いすぎによって起こります。
できる限り、手首、親指を動かさず休ませることです。
しかし、日常生活だけでも手は使いますよね。使わない訳にはいかないですよね。
ちょっとした心掛けで、手首の負担は軽くすることができます。
・手首を返す動作を避けましょう。
例えば、ドアノブを回す動作、トランプなどのめくる動作、料理で鍋ぶたを返す動作など
手首を返す動作を避けてみてください。
・スマートフォンの操作は両手で。
日常的に使うスマートフォンは、片手で操作すると手首、親指の負担となりますので、
なるべく両手で操作してみてください。
一方の手でスマホを持って、もう片方の手で操作するといった感じです。
・大豆製品をバランスよく摂る
大豆に含まれるイソフラボンは腱に潤いを与え、腱の滑りをよくする効果があります。
味噌汁、納豆、豆腐、豆乳などの大豆製品は積極的に摂りたいですね!
③手首が痛みを軽減するストレッチとは
軽めの手首の腱鞘炎なら、ストレッチや、ツボ押しが効果的です。
症状を和らげたり、予防のためにも行ってみてください。
手軽で効果的な方法ですので、手や指の疲労を感じたらこまめに行って
みると効果的です。
それではセルフケアを行います。
ポイントは
反らしすぎに注意して、ゆっくり行うことです。
1)指の腱鞘炎に対する指のストレッチ
指を一本ずつ反らします。 ゆっくり10秒ずつ行ってください。
2)手首の腱鞘炎に対するストレッチ
机などに手を置き、人差し指から小指までをつまんで、手首を反らせます。
3)ツボ押し
腱鞘炎に効果的なツボを押してみましょう。手首の親指側にあるくぼみに10秒間
押してみてください。
一度試してみてください。
手首や指が動きにくくなっていますので、無理に動かそうとしないでくださいね。
手首を通る筋肉や腱が伸びているのが少し感じられるくらいで結構ですよ。
スッキリ感や気持ちよさを感じることができます。
これらを、1日3回。朝・昼・晩の1回ずつ行ってください。
まとめ
産後、手首が痛くなる原因は、使いすぎと女性ホルモンがが関係していました。
手首や指をほぐして、症状を和らげるセルフケアをご紹介させていただきました。
これらの対策を行なってみても、手首が痛い、なかなか良くならない、一向に改善しない場合は、
他にも原因があるかもしれません。
そんな時は当院へ一度、お気軽にご相談ください。
お悩みの方は当院のLINEからご相談ください。
(監修:鍼灸師 柔道整復師 坪木心吾)