2022年09月30日
今回のブログをご覧になることで、一時は手術を覚悟した、変形性股関節症の辛い症状を
3ヶ月でどのように改善したか?
というストーリーをご紹介いたします。
お悩みの方の参考になりましたら幸いです。
皆さんこんにちは。
兵庫県姫路市で鍼灸整骨院を営んでおります、つぼき鍼灸整骨院の坪木です。
このブログを書いたきっかけなんですけども、患者さん(Hさん70歳代女性)から、
「夜寝ている時、足の付け根がズキンと痛みで目覚める。」
「歩いたり、立ち上がったりする時や台所で立ちっぱなしで痛む」
と、お悩みの相談がありました。
詳しく聞いてみると、
「整形外科で変形性股関節症と診断され、手術を勧められた…」とのことでした。
今回のブログでは、変形性股関節症の原因とそのポイントを
解説して、セルフケアまで紹介していきます。
話の内容はこちら
①変形性股関節症で足の付け根がズキズキ痛む理由。
②変形性股関節症の痛みの解消ポイントとは
③手術を回避できた!変形性股関節症ストレッチとは?
それでは話を進めますね。
①変形性股関節症で足の付け根がズキズキ痛む理由。
Hさんは1年前から、右の足の付け根がズキズキ痛み、整形外科や整骨院を受診し
治療を続けていたそうですが、症状は変わらず、
「ダメなら手術しかない」という強い決意で来院されました。
足の付け根が痛くなる前は、一日一万歩歩いて、グランドゴルフや、
自力整体などを楽しむ方でした。
当院にて詳しく検査させていただいたところ、生まれつき右の股関節に変形
があって、それが進行して、可動域制限が起こり
足を外に開く動作が狭くなってしまっていました。
痛みのため外出を控えるようになってしまって、筋力が落ちていました。
それでも「孫とディズニーランドに行きたい」という
目標がありましたので、治療にはとても真剣に取り組まれていました。
②変形性股関節症の痛みの解消ポイントとは?
Hさんは「若い時から比べると体重が10キロ増えた」と
話してくれました。
体重が増加すると、関節の負担になってしまいます。
そこで、大好物の甘いものを我慢して、61キロあった体重を3ヶ月間で55キロまで
減らしたのです。
体重の10%減らしたのですごい努力ですよ!
そして、
「歩き始め、立ち上がる時など動き始めが特に痛む」
とおっしゃられていましたので、動き始めの動作を意識的にゆっくり
行うようにおすすめしました。
痛みそのものはすぐに無くならず、一進一退を繰り返しながら
体重の減少とともに徐々に症状が和らいできたのです。
治療後はよく「靴下が履きやすくなった」「足が軽くなった」
とおっしゃられ、少しずつ変化を感じて、積極的に治療に取り組まれて
いました。
変形性股関節症の症状はすぐに良くなるものではないので、
ゆっくり体の変化を見ながら治療して行くことをおすすめします。
③手術を回避できた!変形性股関節症ストレッチとは?
当院では整体治療、鍼灸治療で痛みをコントロールする治療、
関節の動きを広げる訓練、筋力トレーニングなどを行いました。
体幹や股関節周囲の筋力訓練とストレッチを行うことで、
関節が安定して痛みを和らげる効果があります。
すると、3ヶ月が経過した頃には、歩行、家事など日常生活では
ほとんど痛みを感じなくなり、普通の生活ができるまでに
なりました。
そして手術をしなくても過ごせるようになったのです。
良かったですね!
これで安心して孫さんとディズニーランドに行けますね!
セルフケアでは
1日5分。簡単にできますので、是非、試してみてください。
↓
⑴お尻、太ももを鍛えるセルフケア
仰向けににて、膝を立てて肩幅に広げます。
腰をゆっくり上げ、10秒間止めたら元に戻します。これを10回
⑵太ももの内側を鍛えるセルフケア
ボール(バスタオルでもOK)を膝に挟んで10秒間止めます。
これを10回。
⑶股関節の動きを広げるストレッチ
あぐらをかいて足裏を合わせ両膝に手を添えます。
手を少し押さえる程度で10秒間キープ。
こちらのセルフケアは朝、昼、夜の一日3回行ってください。
2~3ヶ月ほど続けると効果を実感できますよ。
ぜひお試しください。
まとめ
手術を覚悟した変形性股関節症の痛みを解消する方法について解説しました。
生まれつきの変形に加え、体重の増加や筋力の低下が影響している
可能性があるということでした。
さらに、筋肉を鍛えて、可動域をよくするセルフケアを一緒に試しましたね。
これらの対策を続けても、変形性股関節症の症状が解消されない場合は、
他に原因があるかもしれません。
お悩みの方は、当院へ一度ご相談ください。
LINEからご相談ください。
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【監修:坪木心吾/鍼灸師 柔道整復師】