2024年08月06日
みなさまこんにちは。 つぼき鍼灸整骨院 坪木です。
夏休みで長期の休暇が取れる方は、家族や友人と一緒に遠出をされる方も多いでしょう。
しかし、乗り物酔いが心配で楽しいはずの旅行が憂鬱に感じられることもありますよね。
そこで今回は、乗り物酔いの原因とその対策について誰でもでもわかるように解説します。
さらに、乗り物酔いを防ぐためのポイントや簡単なツボやもご紹介します。
私と一緒に乗り物酔い対策しましょう。
1. 乗り物酔いの原因とは?乗り物酔いが起こる体のメカニズム。
乗り物酔いとは、車やバス、電車、飛行機などの乗り物に乗った際に気分が悪くなる現象です。
乗り物酔いが起こるメカニズムとは、主に三つの感覚が混乱することで起こります。
それは「目」、「耳」、「体の感覚」です。
例えば、車の中で本を読んでいるとします。このとき、目は本の文字を見ていて、動いていないと認識します。
しかし、耳の奥にある平衡感覚を司る部分(内耳)は、車の揺れや加速を感じ取っています。
さらに、体もシートに座っているだけで、動いている実感があまりありません。
これらの情報が脳で混乱を引き起こし、結果的に乗り物酔いが発生します。この様々な情報が混ざって脳が混乱し、結果的に気分が悪くなるのです。
2. 乗り物酔い対策の基本:出発前と旅行中にできること
では、乗り物酔いを防ぐためにはどうすればよいのでしょうか?ここでは、出発前と旅行中にできる基本的な対策をご紹介します。
(出発前にできること)
食事に注意する:
出発前に油っこい食事や大量の食べ物を摂ると、胃がもたれやすくなり、乗り物酔いが悪化することがあります。軽めの食事を心がけましょう。
睡眠をしっかりとる:
疲れやストレスがたまると、乗り物酔いを引き起こしやすくなります。旅行前日は十分な睡眠をとり、リラックスした状態で出発しましょう。
酔い止め薬を準備する:
薬局で購入できる酔い止め薬をあらかじめ飲んでおくと効果的です。特に長時間の移動が予定されている場合は、出発前に飲んでおくと安心です。
(旅行中にできること)
座る位置に気をつける:
・車やバスでは運転席に近い前方の席、
・船では中央付近の席、
・飛行機では翼の上の席など、
揺れが少ない場所を選びましょう。
視線を安定させる:
景色の動きに目を合わせるのではなく、遠くの固定した物を見るようにすると、脳の混乱を防ぎやすくなります。例えば、海の水平線や遠くの山などを見つめると良いでしょう。
風を感じる:
車の窓を少し開けて新鮮な空気を取り入れることで、気分がリフレッシュします。これは、部屋の空気がこもっていると気持ちが悪くなるのと同じ原理です。
深呼吸をする:
深くゆっくりと呼吸することで、リラックス効果があります。乗り物酔いを感じたら、深呼吸を繰り返してみましょう。
3. 乗り物酔いを防ぐための簡単なツボをご紹介
乗り物酔いを防ぐために、ツボ押しや鍼灸も効果的です。ここでは、簡単にできるツボ押しと鍼灸のポイントをご紹介します。
手のツボ:「内関(ないかん)」
【ショート動画】 ツボキのツボ(内関)
「内関」は手首の内側にあるツボで、乗り物酔いに効果的です。手のひらを上に向けて、手首の中央から指三本分肘側に位置する部分を親指で軽く押します。
このツボを軽く押しながら、深呼吸をすると、乗り物酔いの症状が和らぎます。
お腹のツボ:「中脘(ちゅうかん)」
【ショート動画】ツボキのツボ(中脘)
「中脘」は、お腹にあるツボで、胃の不快感や乗り物酔いを和らげる効果があります。へその上、指4本分ほどの場所に位置しています。
この部分を優しくマッサージすることで、胃の調子を整え、乗り物酔いを防ぐことができます。
これらのツボも、旅行中に気軽に押すことができるため、乗り物酔いの予防に役立ててみてください。
これで、乗り物酔い対策の選択肢が増え、さらに快適な旅行が楽しめることでしょう。
足のツボ:「湧泉(ゆうせん)」
「湧泉」は、足の裏にあるツボで、気分をリフレッシュさせ、乗り物酔いを和らげる効果があります。足の裏の中央より少し指寄りに位置しており、指を丸めたときにできるくぼみの部分にあります。
これらのツボを、乗り物に乗る前、乗り物酔いを感じた時に、
指先で触れて、沈めていく程度に左右それぞれ20秒程度、刺激をしてもらえると効果的です。
痛みを感じるほどグリグリしないのがポイントです。
おわりに
今回は乗り物酔いが起こる原因やメカニズム、簡単な対策方法やツボ刺激についてご紹介させていただきました。
乗り物酔いは誰にでも起こる可能性がありますが、今回ご紹介した方法を実践することで、夏休みの遠出がより快適になるでしょう。
特に出発前の準備と旅行中の工夫をしっかりと行い、乗り物酔いを防ぎましょう。また、ツボ押しも取り入れて、体全体のバランスを整えてみてください。
これから旅行が、楽しい思い出になるようぜひこれらの方法を試してみてください。素敵な夏休みをお過ごしくださいませ!
それでも、乗り物酔いを起こしてしまう、帰宅してからも気分が悪いとか、スッキリしないという場合は他にも原因があるかもしれません。
そのような時はお気軽にご相談していただければ最適なアドバイスをお伝えさせていただきます。
お悩みの方は、当院LINEからご相談ください。
同じような症状でお困りでしたら当院にて対応しておりますので、お電話にてご予約いただければと思います。
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【監修:坪木心吾/鍼灸師 柔道整復師】