春から熱中症対策。熱中症を予防して「10年に1度の高温」を乗り切るためにできること
2024年04月23日
皆さんこんにちは。
兵庫県姫路市で鍼灸整骨院を営んでおります、つぼき鍼灸整骨院の坪木です。
このブログを書いたきっかけなんですけども、テレビの報道で「春から熱中症に注意」「4月下旬から10年に1度の高温のおそれ」と言われ早めの熱中症対策が求められているからです。
まだ4月なのに熱中症?と思いますよね。さすがに対策するのはまだ早いのでは?と思うのも無理がないことですよね。しかし4月中旬の今でも半袖で過ごすことが多くなりました。
今回のブログでは、この時期(4月)の熱中症対策ついて解説して、セルフケアまで紹介していきます。
大丈夫ですよ!私と一緒に解消していきましょう!
(話の内容はこちら)
①今年は春から熱中症のリスク。暑さによる体調不良について
②春の熱中症を対策する鍵は”暑熱順化”
③今からできる春の熱中症対策のポイント
④まとめ
それでは話を進めますね。
①今年は春から熱中症のリスク。暑さによる体調不良について
今年は4月24日から「熱中症警戒アラート」が発令されるそうです。あの夏場にテレビで連日警報のように発表されるものです。
今年からワンランク上の「熱中症特別警戒アラート」ができるとのこと。
昨年は5月から30度を超える真夏日がありましたが、今年はさらに早くなり、4月ですでに30度を越している地域があります。
熱中症は命に関わる危険がありますので、以下の症状がある場合は注意です。水分補給して適度に休息してくださいね。
春の暑さは急に訪れるため、体が暑さに慣れていない時期に熱中症を発症しやすくなります。特に高齢者や子ども、体調が良くない方は注意が必要です。
熱中症は頭痛、めまい、吐き気などの初期症状から、最悪の場合は意識を失ったり、命に関わるような重篤な状態に陥ることもあります。
春の暑さには油断せず、しっかりとした対策をとることが重要です。特に、外出時には帽子や日焼け止め、適切な服装で紫外線対策も忘れずに行いましょう。
(熱中症による体調不良の症状)
めまい、立ちくらみ、頭痛、ほてり、筋肉痛、けいれん、体のだるさ、吐き気、体が熱い、呼びかけに反応しないなど…
②春の熱中症を対策する鍵は”暑熱順化
最近、暑熱順化(しょねつじゅんか)という言葉をよく聞くようになりました。
暑熱順化とは、体が暑さに慣れることです。暑い日が続くと、体は次第に暑さに慣れて、暑さに強くなります。
春の急な暑さで体がついていけず、体温を調節する機能がうまく働かないと、体内に熱が溜まって体温が上昇し、
熱中症が起こりやすくなります。
例えば、市民ランナーがマラソンに出場するときはいきなり走らないはずです。事前に軽くジョギングしたり、体操やストレッチをして準備運動で体を慣らしていきますよね。
暑熱順化って、ランナーの準備運動によく似ています。
人は、体を動かすことで、体内で熱が作られて体温が上昇します。すると、汗をかいたり、心拍が早くなって熱を逃し、体温を調節しています。
暑熱順化がすすむと、汗をかいたり、皮膚の血の流れが増えたりして体内の熱を逃しやすくなります。
体を暑さに慣れさせることが大切なのですが、運動や入浴をするなどで汗をかき、徐々に慣れていきましょう。
暑熱順化の方法としては、以下のようなことが挙げられます。
- 早めのエアコン使用を控える
- こまめな水分補給を心がける
- 軽い運動を日常的に行う
これらの対策を取り入れることで、体を徐々に暑さに慣らしていきましょう。
特に、この時期の早めのエアコンの使用を控えることで、体が自然な形で暑さに適応する力を育てることができます。
また、朝晩の涼しい時間帯に散歩をするなど、積極的に体を動かすことで、体の熱調節能力を高めることも有効です。
(暑熱順化に有効な対策)
ウォーキング、ジョギング、サイクリング、筋トレ、入浴、サウナなど
③今からできる春の熱中症対策のポイント
春の熱中症を予防するための基本的な対策としては、以下のポイントが重要です。
1.適切な水分補給
汗をかいた後は水分だけでなく、塩分やミネラルも補給することが大切です。スポーツドリンクなども効果的です。しかし、飲み過ぎには注意が必要で、過剰な水分摂取は逆に体に負担をかけることがあります。
2.適度な休息
疲れを感じたら、無理せず休憩をとりましょう。長時間の外出は避けるようにしましょう。特に昼間の直射日光を避け、涼しい場所で過ごすことが推奨されます。仕事や学校での外出時には、日陰を利用したり、涼しい場所での休憩を取るよう心がけましょう。
3.涼しい場所での過ごし方
室内での過ごし方として、エアコンの使用や扇風機を活用することで体温を下げることができます。窓を開けて風を取り込む、または濡れタオルを首や脇に巻くなどして、体を冷やすことも有効です。また、服装にも工夫をして、通気性の良い素材を選ぶことで、汗の蒸発を助け、体温を下げることができます。
熱中症は命に関わる重篤な症状を引き起こす可能性があります。熱中症にかかった方にお話を伺うと一度熱中症にかかると体のだるさがしばらく残って回復に時間がかかることがあるそうです。ですので、特に高齢者や子ども、普段から体調が良くない方は早めの熱中症対策と適切なケアが必要です。この春から早めの熱中症対策をして、健康的な季節を迎えていただければと思います。
④まとめ
今回は春に起こる熱中症の症状や解消ポイントについて解説しました。春の熱中症対策には暑熱順化という暑さに慣れることが必要とのことでした。さらに、暑熱順化でできることなどもご紹介しましたね。
それでもまだ春の熱中症による症状で調子が良くならないという方は、当院に一度ご相談いただければ適切なアドバイスをさせて頂きます。
少しでもみなさまの生活が快適に過ごせるようなヒントをお伝えできればと考えています。あなたももしお悩みがあればこちらにご相談くださいませ。
お悩みの方は、当院LINEからご相談ください。
→
同じような症状でお困りでしたら当院にて対応しておりますので、お電話にてご予約いただければと思います。
079-255-8952(予約専用ダイヤル)
【監修:坪木心吾/鍼灸師 柔道整復師】