「肩こりで右手がしびれる」30歳代女性が簡単に取り組めるストレッチを紹介
2024年10月26日
肩こりで右手がしびれるのはなぜ?
みなさまこんにちは。兵庫県姫路市にある つぼき鍼灸整骨院 坪木です。
この度、このブログを書いたきっかけは当院に来院された30歳代女性からこのようなお悩みのご相談をお聞きしたからです。
「右手の親指がしびれる」「右手がうまく開かない」
毎日、家族のために忙しく、調理のお仕事や家事、子育てに全力を注いでおられ、少しでも家族が笑顔で過ごせるようにと頑張っていらっしゃる様子でした。
そんなあなたがふとしたときに、このような症状が現れたら、不安な気持ちが押し寄せてくるかもしれませんね。
この症状の理由として考えられるのが、肩や首のこりです。肩や首がこって硬くなると、神経や血の流れに影響を及ぼして、しびれや手の不調が現れることがあるんです。
この状態をイメージしやすいように、日常生活に例えてみましょう。例えば、
排水管にゴミが溜まっていると、水の流れが悪くなりますよね。
これと同じように、肩や首の筋肉が硬くなることで、神経や血流がスムーズに通らなくなり、結果として手のしびれや、
開きにくいという症状が出てくることがあるんです。
肩こりで右手がしびれる場合の解消ポイント
こうした症状を少しでも和らげるためには、できる範囲で肩や首のこりを緩め、血の流れを良くすることが大切です。
お仕事や家事、育児に忙しく「ケアする時間がない」「自分のことは後回しにしてしまう」という忙しい30歳代女性の毎日の中でも、短時間でできる解消ポイントをご紹介しますね。
1. 姿勢を意識する
まず、肩こりを改善するために効果的なのが「姿勢の見直し」です。普段、肩が上がり気味になったり、肩や首が前に出てしまったりすることがよくあります。
悪い姿勢が続くと、肩や首に負担がかかりやすくなります。背筋を意識して伸ばし、自然に肩が下がるように心がけてみましょう。この姿勢の改善は、土台をしっかりと整えることで、神経や血流が通りやすくなる効果があります。
2. 深呼吸を取り入れる
肩こりがひどくなると、無意識に呼吸が浅くなりがちです。深呼吸は血流を改善し、筋肉の緊張を和らげるのに役立ちます。
お仕事の合間や家事の少しの休憩時間に、深呼吸を意識的に取り入れてみてください。これは、肩の緊張を和らげる土台作りにもつながります。
その際、吸うより吐くことを長くしてみてください。
3. お風呂の時間を活用する
お風呂の時間は、体も心もリラックスできる大切なひとときです。入浴中やその後に、ツボ押しやストレッチを行うことで、血流がさらに促進され、肩のこりが解消されやすくなります。
温まった体に優しくケアを行うことで、日中の疲れが和らぎ、スッキリとした気持ちで次の日を迎えられるでしょう。
4. 質の良い睡眠を目指す
肩こりやしびれの改善には、質の良い睡眠も大切です。忙しい毎日で睡眠時間が限られているかもしれませんが、できるだけ快適な寝具を選び、心地よい環境で眠れるよう工夫してみましょう。
現代の良いマットはスムーズに寝返りができるように作られていますし、枕の高さを調整したり、布団の硬さを見直すことも効果的です。
3. 簡単なストレッチ
肩こりが原因で右手にしびれが出ていると感じる方には、肩甲骨を動かすストレッチがおすすめです。
例えば、両肩をゆっくりと後ろに回すだけでも、肩周りの血流が良くなり、こりがほぐれやすくなります。
この簡単な動きが、筋肉の硬直を防ぎ、しびれの緩和につながることがあります。次にこれらのストレッチをご紹介しますね。
肩こりで右手がしびれる場合、簡単に取り組めるストレッチ3選
肩回し
両手は肩に触れます。肘を大きく、後ろから前に10回、前から後ろに10回回します。
手のストレッチ
家事やお仕事で手を使いすぎると肩こりが起こりやすくなります。
手首の動きに関わる腕の筋肉をよく伸ばして柔らかくする、手から肩までの血の流れをよくする効果があります。
(aパターン)
1.手の平は下。
2.反対側の手で、手の甲を持って、手首を曲げる。
3.このまま20秒間キープ。
4.前腕がじんわり伸ばされるのを感じられたらOK!
(bパターン)
1.手の平は上。
2.反対側の手で、手の平を持って、手首を伸ばす。
3.このまま20秒間キープ。
4.前腕がじんわり伸ばされるのを感じられたらOK!
3.肩甲骨ストレッチ
1.座ったまま、腕を肩と水平にして、胸の前で手を組みます。
2.手を組んだまま上体を前屈すると、左右の肩甲骨が広がります。
3.このまま20秒間キープ
これら3つのストレッチは午前、午後にそれぞれ1回ずつ、1日2回行ってください。
まとめ
最後に、忙しい毎日の中で頑張るあなたに、ぜひご自身をいたわる時間を少しでも作っていただければと思います。肩や首のこりは、無理を重ねることで悪化してしまうこともあります。どうか、ご自身の体の声に耳を傾けながら、少しずつ無理のないケアを取り入れてくださいね。
もし、これらのセルフケアを試しても改善が見られない場合や、痛みが強くなる場合は、当院までご相談ください。
LINEでもお気軽にご相談いただけます。→https://lin.ee/OKHMNw4
【監修:坪木心吾/鍼灸師 柔道整復師】