口を開けると顎がカクカク鳴って痛い。顎関節症と言われた場合のセルフケアとは!?
2023年02月16日
口を開けると顎がカクカク鳴って痛い。顎関節症と言われた。どうすればいいの?
こういったお悩みはありませんか?
今回のブログをご覧になることで、顎関節症の辛い症状を解消することができます。
お悩みの方の参考になりましたら幸いです。
皆さんこんにちは。
兵庫県姫路市で鍼灸整骨院を営んでおります、つぼき鍼灸整骨院の坪木です。
このブログを書いたきっかけなんですけども、来院された19歳大学生、男性患者さんが、
「2-3年前から、口を開けると顎がカクカク鳴って痛い。」と、お悩みの相談がありました。
詳しく聞いてみると、
「整形外科と、口腔外科で診てもらって”顎関節症”と診断された。具体的な治療はしていない」
とのことでした。
今回のブログでは、顎関節症ついて解説して、セルフケアまで紹介していきます。
話の内容はこちら
①顎関節症とは?顎関節症の原因ってなに?
②顎関節症の解消ポイントとは
③顎関節症の治し方 簡単なストレッチとは
それでは話を進めますね。
①顎関節症とは?顎関節症の原因ってなに?
19歳の大学生Yくん。つぼき鍼灸整骨院の近くに住んでいて、小学生の時以来、7-8年ぶりに来院されました。以前と面影は全く変わらず、ひょろっとした印象でした。
Yくんは2-3年前から、口を開けた時、カクカクと音が鳴って痛みを伴う症状があったそうです。近くの整形外科を受診してレントゲン撮影をしてみても「異常なし」と診断されました。その後、歯科クリニックを受診して”顎関節症”と言われたものの具体的な治療を受けることなく、母の勧めで当院に受診されました。
Yくんに口を開け閉めしてもらうと、左右のバランスを失っており、左右に揺れながら開閉していました。開ける時に音が鳴り、左側の顎に痛みを伴うと教えてくれました。
左半身に負担がかかっているのか、頭を左に回す動き、上半身を左に回す動きをしてみると動きが悪くなっていました。普段から左半身に負担をかけていると思われます。
【顎関節症の簡単セルフチェック方法】
1.顎を動かすと音がする
2.口が開けにくい
3.口を開けると痛みが出る
のうちどれかの症状を伴います。
Yくんの場合は1.2.3すべてが当てはまっていました。
【顎関節症の原因は】
・歯ぎしりや食いしばり
・噛み合わせの異常
・姿勢の悪さ
・日常的なストレス
・上と下の歯を接触させる癖(筋肉が疲労してしまう)
などが考えられます。
Yくんは整形外科のドクターに「なで肩で首肩が凝りやすく、顎関節症が起こってるのかも」と指摘されたそうです。
②顎関節症の解消ポイントとは
一度、生活習慣を見直してみましょう。
たとえば、顎に手を当ててほおづえをついたり、パソコンやスマホなどを熱中するとついつい歯ぎしりをしているとか、うつ伏せ寝は顎に負担にかかってしまいます。
そして、顎関節症では、顎の周りの筋肉が疲労したり、硬くなってしまうと、口を開けた時に、噛む時に使われる筋肉が痛むことが多くあります。
ポイントとなる場所は、
・こめかみにある側頭筋(そくとうきん)
・ほっぺたにある咬筋(こうきん)
そして顎の関節は耳の前にあります。
ここを手のひら、指でほぐしてあげましょう。
血の流れをよくして、柔らかくすることで痛みを和らげることができます。
③顎関節症の治し方 簡単なストレッチとは
ここでは、カンタンに取り組める顎関節症のセルフケア方法についてご紹介しますね。カンタンに取り組めますので、参考にして頂ければと思います。
セルフケアでは
・顎の周りの筋肉を柔らかくする
・血の流れをよくする
・上と下の歯を接触する癖を解消しリラックスする
を目的に行います
・深呼吸
Yくんには深呼吸をしてもらうだけで体が柔らかくなり頭、体幹を左に回す動きが大幅によくなっていました。
ゆったりした呼吸を行なってみる。
すると、副交感神経を通じて心拍数が低下して、血管が広がります。その結果、血の流れが良くなります。
その際のポイントは、”吸う時より吐く時を長くすること”です。
・顎周りの筋肉をほぐす
こめかみ辺り(側頭筋)、ほっぺた(咬筋)を手のひらや指で優しく回すようにマッサージしてください。
それぞれ10回ずつ。
・ほっぺたを膨らませる(あっぷっぷのポーズ)
ほっぺたを膨らませる動作を10回。
症状を和らげたり、予防のためにも行ってみてください。
これを一日3回。朝・昼・晩の1回ずつ行ってください。
まとめ
顎関節症のチェック法、原因、解消ポイントついて解説しました。
顎関節症は日常での癖や顎周りの筋肉が硬くなって起こっている可能性があるということでした。
さらに、簡単なストレッチも一緒に試しましたね。
それでもまだ顎の痛みが治らない、調子が良くならないという方は、当院に一度ご相談いただければ適切なアドバイスをさせて頂きます。
少しでもみなさまの生活が快適に過ごせるようなヒントをお伝えできればと
考えています。
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【監修:坪木心吾/鍼灸師 柔道整復師】