腕が上がらない…四十肩に悩む40歳代男性へ座ったままできる、湿布に頼らない座ったままできる治し方
2024年12月10日
みなさま こんにちは。兵庫県姫路市でつぼき鍼灸整骨院を営んでおります、院長の坪木心吾です。
12月に入ると一段と寒さが増しましたね。この寒い時期にさまざまな症状を訴えて来院される方が増えています。
このたびなぜこのようなブログを書くきっかけは「腕が上がらない」と40歳代男性が来院されたからです。
医療機関を受診し「老化ですね」と言われたものの、どうしたらいいか分からず不安な様子でした。
お仕事や地域のことで多忙を極めておられ、なかなか思うようにお体が動かないと不安になるのも無理がないですよね。
大丈夫ですよ。私と一緒に四十肩を解消しましよう。
今日は、特に40歳代男性に多く見られる四十肩についてその症状や起こる理由、効果的な対策をお伝えしていきます。
40歳代男性に四十肩が起こる理由とその症状について
四十肩は、医学的には「肩関節周囲炎」と呼ばれる状態です。40代になると、肩の関節を取り巻く組織に炎症が起こりやすくなります。
例えば、古くなったジッパーをイメージしてみてください。ジッパーが古くなったり、錆びたりすると、ジッパーが上げ下げしにくくなるように、肩の動きもスムーズでなくなります。
これは、加齢による組織の劣化や、長年の仕事によるストレスが引き金になっている可能性があります。
四十肩に見られる典型的な症状
・腕を上げると痛みが出る
・肩が硬くて動かしにくい
・特に肩の前面に痛みを感じる
・夜間に痛みが強くなる
来院された40歳代の男性は、「ジャケットを着るのも一苦労で、会議中に資料を取ろうとしても腕が上がらない」とお悩みの様子でした。
これらの症状は、まさに四十肩の特徴と合致しています。
40歳代男性に起こった四十肩。なぜ左肩だけが痛むのか?
「なぜ左肩だけが痛むのか?」という疑問をよく耳にします。実は、これには理由があります。
多くの方が右利きであるため、左肩は普段あまり使われません。そのため、左肩の筋肉や関節が弱くなりやすく、炎症を起こしやすいのです。
また、デスクワークが多い方は、左肩に負担がかかりやすい姿勢をとりがちです。
長時間同じ姿勢でパソコンを操作することが多いです。この際、無意識に左肩を上げたり、前に出したりする姿勢をとりがちです。
これが左肩に過度の負担をかけ、炎症を引き起こす原因となります。
男性は「左肩の痛みだけでなく、左腰の痛みや、左太ももまで痛みが広がっていた」と教えてくれました。
お身体全体を詳しく見させていただくと、左肩が上に上がり、左半身全体が前に捻れていました。
これは肩の痛みが起こる前から日常的に姿勢が崩れ、体全体のバランスが崩れていました。
これらの要因が複合的に作用して、40代男性の左肩に四十肩の症状が現れやすくなります。
対策としては、定期的なストレッチや姿勢の改善、適度な運動、そして十分な休息が重要です。
また、症状が長引く場合は、専門医の診察を受けることをおすすめします。
40歳代男性に起こった四十肩。座ったまま実践できる四十肩解消、予防ストレッチ
忙しい経営者の方や、デスクワークが多い方でも簡単に実践できる、座ったままのストレッチをご紹介します。
これらは、当院で実際に効果を実感された方々の声を元にご紹介させていただくものです。
次にピックアップするストレッチのポイントは腕を大きく上げずに行うことができる点です。
【肩回し】
- 両手を肩に触れておきます
- 肘を大きく前に10回回します
- 肘を大きく後ろに10回回します。
【背中のストレッチ】
1.座ったまま、胸を張り、両手は後ろ側へ。 この姿勢のまま2-3回深呼吸。
2.次に両手を前に背中を丸めて、頭も前に下げる。
3.これらを4−5回繰り返す。
【手のひら返しストレッチ】
1.座ったまま、両手を前に、手のひらは外側に向くように回す
2.次に背中を伸ばして、手のひらが外側に向くように回す
3.これらを4-5回繰り返す
これらのストレッチは、1日3回、朝・昼・晩に行うことをおすすめします。
まとめ
この度は40歳代男性の左肩に起こった四十肩が起こる理由やストレッチ方法についてご紹介させていただきました。
これらのセルフケアを行なっても肩の症状が軽減しない場合は他にも原因があるかもしれません。
そのような場合は当院へお早めにご相談ください。
お悩みの方は、当院LINEからご相談ください。→https://lin.ee/OKHMNw4
同じような症状でお困りでしたら当院にて対応しておりますので、お電話にてご予約いただければと思います。
079-255-8952(予約専用ダイヤル)
【監修:坪木心吾/鍼灸師 柔道整復師】