子育て中の女性に起こる原因不明の腰痛。そんな時の対処法について
2025年03月16日
皆さん、こんにちは。兵庫県姫路市 つぼき鍼灸整骨院 坪木です。
忙しい毎日を送る中で、襲ってくる腰痛に悩まされていませんか?
特に子育て中の女性の場合、原因不明の腰痛に悩まされることが多いようです。そんなあなたがとても心配です。
「こんな時どうすればいいの?」と思うのも無理はないですよね。
今回はそんな謎の腰痛の正体とその対処法についてお話しします。
ちょっとした心がけで解消することができます。大丈夫ですよ。私たちと一緒に解消しましょう。
原因不明の腰痛の正体。自律神経が及ぼす影響。
「腰に負担がかかることをしていないのに腰痛があって…なぜなんでしょう?」とお困りの40歳代女性からお悩みのご相談がありました。
調理のお仕事に加え、子育て、家事をこなしているとのこと。
そこで病院へ行って検査をしてみても原因がわからず具体的な治療もなかったそうです。
このようなケースでお困り人は男性女性問わず、多くのご相談をお受けします。
実は、腰痛に悩む人の約8割が原因不明だと言われています。(非特異性腰痛)
これには自律神経の乱れが影響しているかもしれません。大きな要因の一つとして注目されています。
毎日フル回転で頑張っているママさんたち。そんな忙しい日々は知らず知らずのうちに自律神経を乱してしまっているかもしれません。
自律神経が乱れると体のバランスが崩れ、それが腰痛として現れることがあるんです。
腰痛まで引き起こす自律神経って何?
自律神経って聞いたことはあるけど、よく分からない...そう思う方も多いのではないでしょうか?
簡単に言うと、自律神経は体の様々な機能を自動的にコントロールする神経系のことです。
自律神経は自分の意思でコントロールすることができません。
・心臓を動かして血液を全身へ送る
・呼吸する
・食べ物を消化して栄養を吸収する
・暑い時汗を出す、寒い時体を震えさせて体温調節する
これらは全て自律神経の働きによるものです。
起きている時も眠っている時も、私たちの意思に関係なく体の機能を維持するために24時間働き続けています。
自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」の2種類があります。
車に例えるとアクセルの役割をするのが「交感神経」、ブレーキの役割を果たすのが「副交感神経」。
交感神経が優位になると、血管が収縮して心拍数と血圧が上昇、心身ともに興奮状態となります。
副交感神経が優位になると、血管がゆるみ、心拍数や血圧が下がり、リラックスした状態になります。
この交感神経と副交感神経のバランスはどちらも高く「1:1」になるのが理想的。
交感神経ばかりが働くと全身の血管が収縮して血流が悪くなり筋肉が硬くなってしまいます。
それが痛みにつながります。腰痛だけでなく頭痛や肩こり、全身のだるさなど様々な不快な症状を引き起こします。
自律神経を整えて原因不明の腰痛を解消するセルフケア
では、どうすれば自律神経を整えて原因不明の腰痛を解消するにはどうしたら良いのでしょうか?
忙しいママさんでも簡単にできるセルフケアを厳選してご紹介します。
1.朝起きたら1杯の水を飲む
イライラした時やパニックになったとき、水を飲むと落ち着いたという経験はありませんか?
「水を飲む」という行為は自律神経を整える効果があります。
水を飲むと胃腸の神経が適度に刺激されて副交感神経の働きが高まり自律神経が整うためです。
朝起きたらコップ1杯の水を飲んでみてください
2.笑顔
こんなことで腰痛が良くなるの?と思われるのも無理はないかもしれませんね。
しかし笑顔は自律神経の乱れを整えるきっかけを与えてくれる強い味方です。
口角を上げるだけでOK!まずは作り笑顔でいいので練習をしてみてください。
・口角を上げる
↓
・顔の筋肉がほぐれてリラックス、血液や神経の流れが改善
↓
・副交感神経の働きが高まり自律神経のバランスが整う
笑顔には自然と心身をリラックスさせる効果があります。最近では「笑い」が免疫力アップにつながることが明らかになっています
1日1回、鏡の前で作り笑顔をやってみてください。
3.「1:2」の呼吸法
私たちが普段何気なく行なっている「呼吸」、実は自律神経に大きな影響を及ぼしています。
人はストレスを感じると交感神経が高まり、無意識のうちに呼吸が浅くなります。
深くゆっくりした呼吸には副交感神経の働きを高める効果があり、血管が広がって血圧が下がり全身の血流が改善され心身がリラックスした状態になります。
つまり、自律神経を整えるには深い呼吸を意識することが大切なのです。
そこで実践したいのが吸うときは「1」、吐くときは「2」の割合で呼吸する「1:2」の呼吸法。
3~4秒かけて鼻から息を吸い込み、6~8秒かけて口からスーッと吐き出します。
これを1日3回、3分程度行ってください。
原因不明の腰痛を軽減する1分間ストレッチのご紹介
ここでは呼吸を意識しながら、原因不明の腰痛を解消する1分間ストレッチについてご紹介します。
簡単に取り組めるものですので試して頂ければと思います。
1.両腕を頭の上で交差させて息を吸いながらゆっくりと全身を伸ばす。棒になったイメージで。
(息を止めず深い呼吸を意識)
2.息を吐きながら4秒かけて体を右に倒す
3.1.に戻ってゆっくりと息を吸い4秒かけて体を左に倒す
1.~3.で1セットを1分間行う。
まとめ
今回は原因不明の腰痛の正体、セルフケア、ストレッチなどについてご紹介させていただきました。
原因不明の腰痛には自律神経が大きく関わっている可能性があります。
子育てやお仕事に追われる毎日ですが、ちょっとした工夫で自律神経のバランスを整えることができます。
これらの対処法を試してみても、どうしても改善しない場合は、専門家に相談することをおすすめします。
2週間を一つの目安としてください。
当院では、自律神経の乱れに対応した整体や鍼灸治療を行っています。お気軽にご相談くださいませ。
午前中は女性スタッフが常駐していますので、安心して来院いただけます。
LINEでもお気軽にご相談いただけます。→https://lin.ee/OKHMNw4
【監修:坪木心吾/鍼灸師 柔道整復師】