2025年03月26日
こんにちは。兵庫県姫路市にあるつぼき鍼灸整骨院 坪木です。
急に寒くなったり暖かくなったり寒暖差が激しいですね。
この春先、テレビやネットなどで「ぎっくり背中」というワードを聞くことが多くなりました。当院に来院される患者さんから「ぎっくり背中になった」と訴えて来られる方がいらっしゃいます。
年度末でお仕事や子育てが忙しく、寒暖差で体の不調を感じながら無理をされているあなたがとても心配です。
このブログでは「ぎっくり背中」の正体や解消ポイント、ストレッチなどについてご紹介します。
大丈夫ですよ。私たちと一緒に「ぎっくり背中」を解消しましょう!
(目次)
・最近よく聞く「ぎっくり背中」の正体について
・「ぎっくり背中」が起こる理由と解消ポイント
・ぎっくり背中を解消するストレッチ
・まとめ
最近よく聞く「ぎっくり背中」の正体について
「車を運転してコインパーキングで支払いをしようと体を右に捻った時に背中に激痛が走った」(60歳代男性)
「家事をしていて物を取ろうと右前に前屈した時に背中にピキッと電流のような痛みが走り動けなくなった。」(50歳代女性)
「うつ伏せで寝ていて、インターホンが鳴って起きあがろうとしたら背中がピキッと激痛が走った」(40歳代女性)
とお困りで当院に来院されました。
ぎっくり腰のような症状が背中に起こるのは最近「ぎっくり背中」と言われるそうです。
「ぎっくり背中」とは、急激な寒暖差や無理な動作をきっかけに、背中の筋肉や筋膜が損傷して起こる急性の痛みです。
特に季節の変わり目に多く、寒さで硬直した筋肉が急に伸ばされることで発生します。
ぎっくり腰の背中版とも言えるこの症状は、首から肩甲骨や肋骨周辺にかけて鋭い痛みが走り、場合によっては呼吸や咳をするだけでも痛みを感じるのが特徴です。
当院でも3月から4月にかけて、朝の洗顔中背中に「ピキッ」と痛みを感じて…などとお困りで来院される患者さんが急増します。
特に主婦やデスクワークされている方、ドライバーなど、日常的に背中に負担がかかる姿勢を取っている方に多く見られます。
「ぎっくり背中」が起こる理由と解消ポイント
寒暖差によるぎっくり背中には3つの主要な原因があります:
反射的な動作:
急に動いたり反射的な動作は、筋肉や筋膜が損傷しやすくなります。
自律神経の乱れ:
気温差が激しいと体温調節機能が追いつかず、血流が悪化して筋肉の緊張が持続します。
姿勢の悪化:
長時間同じ姿勢など筋肉が硬くなり、背骨や肩甲骨周辺に余計な負担がかかります。
即効性のある対処法としては:
1.発症直後はゆっくりな動作を心がける。
2.患部を温める(入浴など)
3.咳やくしゃみをするときは手で背中を押さえながら行う。
「ぎっくり背中」を解消するストレッチ
痛みが落ち着いてきたら、次のストレッチで回復を早めましょう。どれも簡単に取り組めるものばかりですので一度試してみてください。
肩甲骨ストレッチ
1.座った姿勢で(立ってもOK)両手を組んで、両手は前へ、頭は下向き、背中は丸くする(10秒間)
2.両肘は体の後方へ、頭を上げて前向きに(10秒間)
3.1.2.を10回繰り返す。
背中丸めストレッチ
ぎっくり腰の対処法として紹介したことがありますが、ぎっくり背中でも効果があります。
1.上向きに寝て、両手で両膝を抱えます。(20秒間)
猫のポーズストレッチ
1. 四つん這いになり、息を吐きながら背中を丸める
2. 息を吸いながら背中を反らす
3. 10回繰り返す(痛みの出ない範囲で)
(yotube動画)寒暖差でぎっくり背中。痛くで動かせな場合のストレッチ3選
まとめ
この度は季節の変わり目に起こりやすい「ぎっくり背中」の正体や解消ポイント、ストレッチについてご紹介させていただきました。
「ぎっくり背中」は適切に対処すれば早期に改善することが可能です。
しかし、これらの対処法を試してみても、痛みが3日以上続く場合やしびれを伴う場合は他に原因があるかもしれません。そのような場合は早めにご相談ください。
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【監修:坪木心吾/鍼灸師 柔道整復師】