立ち仕事で腰痛がある女性へ。足首に注目したセルフケア

概要
立ち仕事を続けている女性が、腰痛にお困りで来院されました。仰向けに寝て足をそろえようとすると腰が痛くなり、足を開くと軽減するという特徴がありました。また、足首の硬さを気にされていました。足の動きと腰の負担の関係、日常生活で気をつけたいポイント、自宅でできる簡単なセルフケアについてご紹介します。

結論
立ち仕事による腰痛は、足首の硬さが影響している可能性があります。

目次

立ち仕事で腰痛。両足をそろえると腰が痛くなる女性のお悩み

調理のお仕事をされている女性が来院されました。

基本的に3時間ほど立ち続けることが多く、慢性的な腰痛に悩まれていたそうです。

特徴的だったのは、仰向けに寝た状態で足をそろえようとすると腰が痛くなり、足を開くと楽になるということです。

実際に私が両足を揃えてみても、手を離すと外側に大きく開いてしまう状態でした。

腰の痛みだけでなく、肩や背中のこり、姿勢についても不安を感じておられた様子でした。

お仕事を続けながら体の不調を抱えるのは、無理もないことですよね。

そこで今回は、腰だけでなく、足の動きや足首の硬さにも注目して、私たちと一緒に解消しましょう。

腰痛が起こった理由は足の開き方と足首の硬さ

今回、女性からのお悩みをお聞きして注目したポイントは2つありました。

1つ目は、足の開き方と体の使い方です。

足をそろえると腰が痛くなり、足を開くと楽になる場合、股関節や骨盤、腰まわりの動きなどが関係している可能性があります。

例えば、足をそろえる動きが体にとって負担になると、無意識に足を開くことで、その負担を避けようとすることがあります。

ただし、足が外側に開くことだけで、骨盤のゆがみや腰痛の原因を断定することはできません。股関節や腰の動きなども含めて確認する必要があります。

2つ目は、足首の硬さです。

足首は、立つ、歩く、しゃがむといった日常動作を支える大切な部分です。

足首が硬いと足元での衝撃吸収がうまくいかず、連動してふくらはぎ、太もも裏(ハムストリングス)、お尻、そして腰の筋肉へと負担がかかり、腰痛の原因になることがあります。 

足首が硬くて十分に曲がらないと、体はその動きを補うために、膝や股関節などを使ってバランスを取ろうとします。

そのような体の使い方が続くことで、腰や背中など他の部分に負担がかかる場合があります。

さらに、調理のお仕事では、長時間立ち続けることが多いそうです。

立ち姿勢が続けば、抗重力筋(こうじゅうりょくきん)という重力に抗って姿勢を保つ筋肉に負担がかかります。

今回の女性の場合も、足首の硬さや足の動き、長時間の立ち仕事が、腰の痛みに関係していると考えました。

腰の負担を和らげるために。自宅でできる3つのセルフケア

足首の柔軟性を高め、腰への負担を減らす効果的なストレッチとセルフケアを紹介します。

大切なのは、無理に足をそろえたり、強くストレッチしたりしないことです。痛みが出ない範囲で、少しずつ行いましょう。

①ふくらはぎストレッチ
1.壁の前に立つ
2.両足を前後に広げる(伸ばしたい方の足は後ろ)
3.10秒かけて上体を沈め、10秒かけて起こす
4.10回繰り返す

②足首ストレッチ⑴屈曲
1.正座する
2.ストレッチしたい足を前に膝を立てる
3.両手を膝に添えて上体を前へ倒す
4.左右両方20秒キープ

③足首ストレッチ⑵伸展
1.正座する
2.両手は体の後ろの床に置く
3.両膝を浮かして20秒キープ

まとめ

今回は、立ち仕事で腰痛に悩まれていた女性の事例をご紹介しました。

腰が痛いと、どうしても腰そのものに原因があると考えがちですが、足首の硬さが腰への負担に関係することがあります。

まずは、今回ご紹介したような簡単なセルフケアから始めてみてください。

それでも症状がなかなかよくならない場合は他に原因があるかもしれません。そんな時は当院にお気軽にご相談いただければ適切なアドバイスをさせていただきます。

気になることがありましたら、LINEからお気軽にご相談ください。https://lin.ee/OKHMNw4

【監修:坪木心吾/はり師・きゅう師・柔道整復師】

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