特に何かをしたわけではないのに、首から肩、腕、手にかけて、しびれや重さ、だるさを感じる。デスクワークが続く方から、こうした相談を受けることがあります。
この記事では、考えられる背景と、仕事の合間に見直したい習慣をご紹介します。
首・肩・腕のしびれやだるさの背景
首から肩、腕、背中にかけての痛みやしびれ、だるさは、まとめて「頸肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)」と呼ばれることがあります。
同じ動作の繰り返しや力仕事だけでなく、パソコン作業のように同じ姿勢を長く続けることでも起こりやすいと言われています。筋肉の疲れや血の巡りの悪さが関わることが多い一方で、はっきりした原因がわからない場合もあります。

まずは医療機関へ
腕のしびれは、首の骨や神経、脳の病気が原因のこともあります。次のような場合は、まず医療機関を受診してください。
- しびれが強くなっている、範囲が広がっている
- 手に力が入らない、物を落としやすい
- ろれつが回らない、顔の片側が動かしにくいなど、急な変化がある
- 両手・両足にしびれがある
医療機関で大きな異常がないと言われた場合に、次の習慣を取り入れてみてください。
デスクワークの合間に見直したい3つの習慣
1. 1時間に1〜2回、深呼吸

集中しているときやストレスを感じているとき、呼吸は浅くなりがちです。1時間に1〜2回は手を止めて、深呼吸をしてみてください。「吸う:吐く」を「1:2」にして、吐く時間を長めにとるのがコツです。
2. こまめな水分補給

長時間座っていると、水分をとるのを忘れがちです。コップ1杯の水を、1日6〜8回を目安にこまめに飲みましょう(合計1.5リットルほど)。持病などで水分量の指示を受けている方は、その指示に従ってください。
3. 30分に一度、座り直す

デスクワークが続くと、頭が前に出て前かがみの姿勢になりやすく、首や腕の負担にもつながります。30分に一度は立ち上がり、座り直してみてください。
まとめ
デスクワークでの首・肩・腕のしびれやだるさは、同じ姿勢が長く続くことが関わっている場合があります。まずは医療機関で確認し、そのうえで深呼吸・水分補給・座り直しの3つを習慣にしてみてください。
【監修:坪木心吾/はり師・きゅう師・柔道整復師】
つらさが続く場合や、気になることがある場合は、お気軽にご相談ください。
