2025年06月25日
皆様こんにちは。兵庫県姫路市 つぼき鍼灸整骨院 坪木心吾です。
6月に入り、梅雨入りとともに30度を超えるほど急に暑くなり兵庫県では熱中症警戒アラートが発令されました。
熱中症で救急搬送されるケースがすでに起こっています。
そして2025年6月から企業に対して熱中症予防が義務化されました。当院にも従業員がおりますので熱中症予防に努めております。
これから夏を迎えるとますます暑くなり、外出が困難になったり室内でも冷房がないと過ごせなくなるほどで、寝苦しい夜になるかもしれません。
中には熱中症で重症化することもあるから、あなたがとても心配です。
このブログでは本格的な夏が来る前に今から熱中症対策で取り組めることや、最も大切な水分補給についてご紹介します。
私たちと一緒に熱中症予防に取り組みましょう！
熱中症予防に今からできること、それは”暑熱順化（しょねつじゅんか）”
熱中症とは体温調節機能がうまくいかず、体の中に熱が溜まって体温が上昇することで起こります。
体が暑さに慣れていない状況で体で急に暑くなると熱中症にかかりやすくなります。
本格的に暑くなる前に行いたいこと、それは暑熱順化（しょねつじゅんか）です。
暑熱順化とは、暑さから体を慣らすこと。
今のうちから体を軽く動かして汗をかいたり入浴やサウナなどで暑さに慣れさせましょう。
ウォーキング、ジョギング、入浴、サウナなどで軽く汗をかく程度が良いです。
週に３回、30分程度でいいので、意識的に汗をかく機会を作ってみてください。
熱中症予防にはまず水分補給と塩分補給。補給に適しているもの
人間は暑くなると、汗をかいたり尿をすることで体内の水分が外に出されます。
人間は水と酸素がないと生きていくことができません。
ですので外に出された水分を補うために水分を摂らなくてはいけません。
そして水分が体に吸収されるために、適した飲み物があります。そのヒントになるのが浸透圧（しんとうあつ）。
難しい言葉だけど、身の回りによくみられる現象です。
水はうすいところから、こいところへバランスを取るために働こうとします。この時の押し合いの力を「浸透圧」と言います。
この浸透圧の働きを利用すれば、水分を取り入れやすくすることができるんです。
例えば、きゅうりの塩もみを思い出してみてください。
きゅうりに塩をかけてしばらく置くと水が出てきます。これはきゅうりの中の水が塩のある外に出ていくからです。
飲んだ水分よりも血液の浸透圧が低いと体にうまく吸収できません。
飲んだ水分より血液の浸透圧が高いと体にうまく吸収することができます。
このように
「浸透圧」を利用して水分が体にうまく吸収されるように作られたものがスポーツドリンクとか、経口補水液なんです。
ミネラルウォーターなどの水でもいいのですが、大量に汗をかいた時はこれらが適しています。
水分補給とともに大切なのが塩分補給です。汗をかくと水分と一緒に塩分やミネラルも一緒に出ていってしまいます。
水分と一緒に塩分も速やかに補給しましょう。
梅干し、塩飴、塩分チャージ（タブレット）、塩キャラメルとかなら、簡単にとることができます。
水分や塩分は「喉が渇いた」「汗をかいた」と感じる前にこまめに摂っていくのが理想です。
熱中症予防に水分補給。水分は食べ物からも取れる。
水分補給にはスポーツドリンクや経口補水液が適しているとご紹介させていただきましたが、食事からも十分取ることができます。
ですので食事を抜くと1日に必要な水分量が足らなくなり熱中症が起こりやすくなります。
大人の体に必要な水分量は1日2500mlほどですが、そのうち、
飲み物から1000ml、食事から1000ml、体の中で作られる水分が500ml得られています。
例えば、
お茶碗1杯の白ご飯から 100ml
1杯のお味噌汁から 200ml
おかずから60ml
１食の食事で合計360ml程度とることができます。もし朝食を抜いて外出すると朝食から摂れるはずだった水分が不足してしまいます。
盛んに水分を摂るように言われても、「それほど量が飲めない」と思うのも無理はないですよね。
食事から水分を補給することは、自然に無理なく水分を摂ることができる
水分が体内にゆっくり吸収されるから、尿意を感じにくい、体の中で保たれやすい
水分と一緒に他の栄養素も摂ることができる
などのメリットがあります。
熱中症予防のために、朝食をはじめ３食必ず摂ることが大切です。
まとめ
今回は暑い夏が来る前に、今からできる熱中症予防についてご紹介させていただきました。水分補給や塩分補給をこまめに行う、補給に適した飲み物などをご紹介させていただきました。
少しでもみなさまの生活が快適に過ごせるようなヒントをお伝えできればと考えています。
あなたももしお悩みがあればこちらにご相談くださいませ。
お悩みの方は、当院LINEからご相談ください。→https://lin.ee/OKHMNw4
何かお身体のことでお困りでしたら当院にて対応しておりますので、お電話にてご予約いただければと思います。
079-255-8952（予約専用ダイヤル）
【監修:坪木心吾/鍼灸師 柔道整復師】
